
[サムスン重工業、炭素中立技術の開発に拍車…BASFと「OCCS」開発に協力]
グローバル化学企業「BASF」がサムスン重工業と提携し、船舶炭素捕集および貯蔵(OCCS)技術開発に乗り出す。
BASEはサムスン重工業と「OASE®ブルー(OASE® blue)」技術を使って、海上船舶の二酸化炭素捕集工程に対する共同実証評価を遂行すると10日、明らかにした。 このため、両社はイタリア・ミラノで開催された国際ガス展示会「ガステック(Gastech)2022」で、OCCS技術協力に関する了解覚書を締結した。
今月5日から8日までイタリア·ミラノで行われたガステック2022は、天然ガス、LNG、水素、低炭素ソリューションおよび気候技術に対する世界最大のグローバル展示会であり、カンファレンスだ。
今回の協力範囲には海洋化研究、エンジニアリング設計、炭素捕集装置設置が含まれる。 BASFは浮遊式液化天然ガス(FLNG)に対する専門性と当社の立証されたOASEブルー技術を通じ、従来の技術に比べて相当な量のエネルギーを節約し、持続可能性に寄与するよう支援する予定だ。
BASFとサムスン重工業共同の努力は全世界海運産業の炭素集約度を2030年までに2008年対比40%縮小しようとする国際海事機構(IMO)の目標とも一致する。
一方、サムスン重工業はガステック2022に参加し、造船海運業の炭素中立実現のための多様なソリューションを披露した。
会社は210㎡(約64坪)規模の単独展示館を設け、最近、需要が急増する液化天然ガス(LNG)運搬船、FLNG製品の紹介と共に、液化水素運搬船、液化二酸化炭素運搬船、二酸化炭素捕集·貯蔵(OCCS)システムなど、先端エネルギー技術を公開した。
特に、サムスン重工業は行事期間中、20万㎥級液化水素運搬船技術を初めて公開したが、この技術は-253度の超低温液化水素を海上で安全に運送するため、二重真空状態の断熱システムを導入したタンク(Type C)を採択し、米国ABS船級から技術認証を受ける予定だ。
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