起亜が今年2四半期、半導体供給難や原材料価格の上昇などによるグローバル自動車市場の全般的な低迷の中でも、四半期基準で史上最大の業績を記録した。
起亜は連結基準で今年2四半期の営業利益が2兆2341億ウォンと暫定集計されたと22日、公示した。
これは1四半期に達成した既存の最高営業利益である1兆6065億ウォンを再び越えた歴代最高記録だ。 これは昨年2四半期の営業利益である1兆4872億ウォンより50.2%増えた水準だ。 さらに、起亜の四半期営業利益が2兆ウォン台を突破したのは今回が初めてだ。
営業利益率は10.2%だった。 二桁の営業利益率もやはり初めてであり、既存の最高記録である2012年第2四半期の9.8%を10年ぶりに更新した。
売上高も史上初めて20兆ウォンを超え、21兆8760億ウォンと集計された。 昨年同期より19.3%増えた数値だ。 既存の四半期の最高売上は1四半期の18兆3572億ウォンだった。
起亜は今年2四半期、グローバル市場で73万3749台を販売した。 これは前年同期比2.7%減少した数値だ。 新型コロナによる中国封鎖、部品需給不足、貨物連帯ストライキなどの影響で、販売量が減った。 国内市場で前年比5.0%減少した14万868台、海外市場で前年比2.1%減少した59万2881台をそれぞれ販売した。
グローバル市場での販売量が減ったにも関わらず、売上げは伸びた。 これは北米と欧州市場で、EV6および新型スポーテージの販売が本格化し、全般的な販売価格の上昇と友好的な為替効果が売上を牽引したものと見られる。
起亜の2四半期のエコカー販売はEV6の販売拡大に支えられ、前年同期比78.9%高成長した13万3000台を記録した。 全車種の販売で、エコカーが占める割合も前年比8.7%上昇した17.7%を記録した。
タイプ別では△EV6とニロEVなど電気自動車4万4000台 △ニロ·ソレント·スポーテージなどハイブリッド6万7000台 △ニロ·シード·ソレントなどプラグインハイブリッドが2万1000台と集計された。
起亜は新型コロナの再拡散、国際関係の不安定による原材料価格の変動、インフレによる購買心理の萎縮など不安定な対外環境を注視しているという方針だ。 半導体をはじめとする部品需給状況が2四半期から徐々に改善され、電気自動車を中心としたエコカーへの関心と需要が拡大し、グローバル自動車市場は前年比やや回復するものと見込んでいる。
起亜の関係者は“グローバル全般的にすべての車種にわたって起亜に対する強い需要が続いている”とし、“下半期には半導体を含め、主要部品の需給改善による生産支障の緩和が予想されるだけに、販売回復が本格化するものと期待している”と述べた。
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