秋慶鎬副総理、イエレン米財務長官と「韓米政策協力を約束」・・・複合経済危機状況に共感

[写真=聯合ニュース]


秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副総理兼企画財政部長官とジャネット・イエレン米財務長官が19日に会い「グローバル包括的戦略同盟」に合うよう韓米間の経済協力関係も拡大・進化しなければならないということで意見が一致した。

秋副首相とイエレン長官は同日午後、ソウル小公洞(ソゴンドン)のロッテホテルで開かれた「韓米財務長官会議」に出席し、意見を交わした。今回の会議では、世界経済や韓国経済の動向や見通し、ウクライナ事態への対応、外国為替市場の動向や協力、気候変動やグローバル保健問題への対応など、両国が直面しているさまざまな懸案について意見を交換し、踏み込んだ議論を行った。

昨年1月の就任以来初めてアジア地域を歴訪中のイエレン長官は同日、韓国を訪問した。今回の会議は2016年以後6年ぶりに韓国で開かれたもので、秋副総理就任以後、両長官の公式的な出会いは今回が3回目だ。

両国の長官は、サプライチェーン撹乱やウクライナ事態以後、原材料価格の急騰とインフレ圧力の深化、急速な金融引き締めの波及効果など、両国が直面した複合危機状況を勘案すれば、韓米間の戦略的経済協力がいつにも増して重要だということで共感した。特に、両国国民と企業の負担を加重するグローバルサプライチェーンの撹乱および不公正な市場歪曲慣行などに対して徹底的に対応するためには、緊密な政策協力が必要だということで意見が一致した。

秋副総理は「最近難しい条件の中でも韓国経済が強固な基礎体力と効果的な政策を土台に消費と輸出を中心に景気回復の流れを継続している」として「規制・租税負担緩和などを通じて企業投資を誘導し韓国経済だけでなく世界経済回復にも寄与する」と明らかにした。

またイエレン長官とは最近の金融・外国為替市場の動向を点検し、両国間の外国為替市場関連の協力強化も再確認した。両国長官は対外要因により最近ウォン・ドル為替レート変動性が増加したが、外国為替健全性制度などに力づけられ韓国内外貨流動性状況は過去の危機の時とは異なり依然として良好で安定的だと診断した。

ただし「現在、韓国の外貨流動性は安定的な状況であるものの、グローバル金融市場流動性の急変動や域内経済安保危険要因に留意し、金融・外国為替市場状況を徹底的にモニタリングする」と強調した。さらに「有事の際に備えてコンティンジェンシープランを綿密に再整備する計画」と付け加えた。

両長官はウクライナ事態と関連して緊密な協力体制を再確認し、相互協力を持続していくことにした。特にイエレン長官は1日のカンファレンスコールに続き、今回も原油価格上限制が必要だと強調し、韓国が積極的に参加してほしいと要請した。

これに対し秋副総理は「韓国も価格上限制導入趣旨に共感し参加する用意がある」として「価格上限制が国際原油価格および消費者物価安定に寄与できるよう効果的に設計されなければならない」と言及した。これに対してイエレン長官は、参加意思に感謝の意を表し、「今後、具体的な制度設計に韓国も積極的に参加してほしい」と答えた。

 
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