イ・オクウォン企財次官「FOMCの結果、韓国への影響は大きくない」

[写真=企画財政部]


政府は米連邦準備制度(FRB)の定例会議の結果について、ややタカ派的(金融引き締め)であるものの、韓国の国内金融市場に大きな影響はないとの見方を示した。

企画財政部のイ・ウォン第1次官は27日午前、ソウル中区(チュング)の銀行会館でマクロ経済金融会議を開き「今回のFOMC声明は概して市場予想と一致したが、今年の金利引き上げが先月会議時に予想した3回より多くなる可能性を残した発言などがややタカ派的に解釈される」と述べた。

ただし「国内金融市場に及ぼす影響も大きくない見通し」と明らかにした。彼は「昨夜、国際金融市場は全般的に限られた変動性を見せ、韓国経済のファンダメンタルも堅調に維持されている」と強調した。

さらに「政府は国内外の金融市場の状況を注視し、必要に応じて関係機関と事前に準備したコンティンジェンシープラン(非常計画)に基づき、市場安定措置を先制的に施行する」と述べた。

国債市場に積極的に介入する意思も明らかにした。イ次官は「国債市場では補正予算財源を安定的に調達することに力点を置く」とし「必要な場合、韓国銀行と協力して国債の買い入れなどの措置を適時に稼動する計画」と付け加えた。

連邦準備制度理事会(FRB) は26日(現地時間)、2日間にわたるFOMCの定例会議を終えた後の声明で、雇用状況の改善と持続的なインフレ(物価引き上げ)を考慮し、近いうちに金利を引き上げると発表した。
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