ロッテ-サムスン、アンモニア基盤の水素生産技術開発の共同研究

[ロッテ-サムスン、アンモニア基盤の水素生産技術開発の共同研究]


 
ロッテケミカル、ロッテ精密化学、サムスンエンジニアリング、韓国エネルギー技術研究院、忠南大学など9つの産学官がアンモニア基盤の水素生産技術開発に協力する。共同研究を通し、年間1万6000トン(t)級の水素プラントの運営技術を開発するためだ。
 
ロッテケミカルとロッテ精密化学、サムスンエンジニアリングは20日、大田で、政府指定公募の国策課題「アンモニア基盤の清浄水素生産パイロットプラント実証化」コンソーシアム発足式を行ったと21日、明らかにした。
 
コンソーシアムはロッテケミカル、ロッテ精密化学、サムスンエンジニアリング、韓国エネルギー技術研究院、韓国科学研究院、ガス安全研究院、未来基準研究所、忠南大学、国民大学など9つの産学官で構成された。
 
プロジェクト第一の目標はアンモニアを基盤に、年間800tの水素を生産する実証プラントをロッテ精密化学・蔚山工場に建設することだ。さらに、これを基に、商用化水準である年間1万6000t級の水素生産プラント設計パッケージを開発する。
 
コンソーシアムに参加した各主体らは国家温室効果ガス削減目標(NDC)の達成と国内産業の炭素中立の実現に向けた研究開発に最善の努力を尽くすという方針だ。
 
政府は国内の年間の水素の需要を2030年390万t、2050年2700万tと展望している。このうち、清浄水素の割合を2030年には50%、2050年には100%に増やす計画だ。国内水素生産環境などを考慮すると、これを実現するためには海外清浄水素の導入が必須的だ。
 
アンモニアを分解し、水素を抽出する今回の国策課題は意味が大きい。アンモニア分解技術は水素大量運送を可能にする様々な技術の中で、最も常用化に近い技術と評価されている。国策課題を通じ、韓国初の商用化が可能になる見通しだ。源泉技術確保の面でも意味が大きい。
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