政府が今月からコロナワクチン臨床1、2床参加者らに対して防疫パスの例外を認める。
中央災難安全対策本部は15日、保健福祉部から新型コロナウイルス感染症(コロナ19)ワクチン・治療薬の臨床試験支援強化案の報告を受け、これについて議論したと明らかにした。
福祉部によると、現在国内ではコロナ19ワクチンは8社が臨床試験を進めている。1社が臨床3床(大規模な効果性など確認)に進入しており、他の1社も3床の承認を申請した状態だ。 残りの企業は1・2床の段階だ。
治療薬は16社(17の候補物質)が臨床試験を進めている。臨床試験段階別に3 床 4物質、2 床 9物質、1 床 4物質などだ。
政府は現在、臨床試験3床の参加者には予防接種証明書を発給しており、公共施設の割引など各種の恩恵を提供している。
11月からはワクチン臨床試験1床・2床に参加した場合、防疫パス(接種証明・陰性確認制)の例外を認めることにした。コロナ19ワクチン臨床試験参加者が臨床試験参加証明書(国家臨床試験財団)を保健所に提出すれば、『接種証明陰性確認例外確認書』の発給を受けることができる。
治療薬の臨床試験を支援するための制度も改善される。中対本は治療薬臨床試験に参加する意向のある感染者は『臨床試験実施機関』として病床を割り当てる計画だと明らかにした。
臨床試験実施機関に割り当てられた患者は担当医療陣に臨床試験に関する相談を受け、同意手続きを経て参加することになる。
速やかな臨床試験進行のため、外部専門家を支援する臨床試験実施支援機関(SMO)業務委任契約も拡大する。今は支援機関が病院長などと契約をしなければならないが、今後は製薬会社や臨床試験責任者との契約が可能になるよう、制度を改善する計画だ。
福祉部のパク・ヒャン中央事故収拾本部防疫総括班長は「政府がコロナ19治療薬とワクチンを迅速に開発するため、多様な支援強化案を用意している」とし「国民がもう少し関心を持って臨床試験にも参加してほしい」と呼びかけた。
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