ハンファ総合化学、「ハンファインパクト」に社名変更

[ハンファ総合化学、「ハンファインパクト」に社名変更]



ハンファグループの化学系列会社、ハンファ総合化学が「ハンファインパクト」(Hanwha Impact)に社名を変更した。 今年上半期、企業公開(IPO)を撤回した後、本格的な成長戦略を推進する前に社名を変更したものと分析される。

ハンファインパクトは新しい使命を「技術革新を通じて人類と地球に肯定的なインパクト(Impact)を創出し、持続可能な未来を導く」というビジョンを込めたと説明した。 同社は社会と環境に肯定的な影響を与える企業と技術を積極的に発掘・投資する「インパクト投資」戦略を目指す方針だ。

ハンファインパクトは△炭素中立のため水素中心のエコエネルギー及び次世代モビリティ △人類の健康のためのバイオとIT技術融合 △持続可能な社会基盤施設の構築に向けた次世代データ保存技術など事業に投資を進めてきた。

ハンファインパクトは最近、水素混素発電ソリューションを保有した米国PSMとオランダ「トマセンエネルギー」を買収し、エコエネルギーへの転換を加速化している。ガスタービンに水素と天然ガスを一緒に燃焼して発電する水素混水発電は既存より二酸化炭素(CO₂)の排出量を減らすことができる。ハンファインパクトは現在、韓国西部発電と水素混素ガスタービンの実証事業を進めている。

また、次世代の遺伝子編集技術を活用したAgtech(農業と技術の合成語)企業「イナリ・アグリカルチャー」にも投資し、食糧危機対応のための事業も発掘している。

これに先立ち、ハンファグループは2015年、サムスンからハンファ総合化学(当時、サムスン総合化学)など防衛産業・化学系列会社の4社の持分を約2兆ウォンに買収した。今年初め、IPOの手続きを進めたが、これを撤回し、6月、サムスンが保有していた会社の残余持ち株24.1%を1兆ウォンに買収した。
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