サムスン、ルノーサムスンの持分売却…26年ぶりに自動車事業の整理

[サムスン、ルノーサムスンの持分売却…26年ぶりに自動車事業の整理]



サムスングループが完成車事業に乗り出してから26年ぶりにルノーサムスン自動車の持分を完全に整理した。ルノーサムスンは2022年から名称を変える。

18日、投資業界によると、サムスンカードは現在保有したルノーサムスンの持分19.9%を全て売却することにした。売却主管社はサムスン証券を選定した。このため、先立ち、国内外の私募ファンド運用会社など財務的投資者(FI)らに売却の概要が盛り込まれた投資説明書を配布したという。

サムスングループとルノーサムスン自動車が結んだブランド使用契約は昨年8月にすでに終わった。契約を更新しない場合、2年間の猶予期間が与えられる。このままなら、2022年下半期からはサムスンを外した「ルノー」名称だけが残ることになるわけだ。

サムスングループは1995年、自動車事業に初めて進出したが、通貨危機が発生すると、2000年、ルノーグループに事業を売却した。以降、これまでサムスンカードを通じ、持分の一部を残して経営には関与せず、配当収益とブランド使用料だけをもらってきた。

自動車業界では今回の売却決定に、ルノーサムスンの「実績不振」が決定的に作用したという観測が出ている。これに3年連続で全面ストを経験している「ルノーサムスン自動車」の状況も悪材料として作用した。今後、これ以上関係を続けるのはサムスンのブランドイメージに役立たないだろうという判断だ。

ルノーサムスンは昨年、796億ウォンの赤字を出した。営業損失は2012年以降、8年ぶりだ。今年初めには全職員を対象に、希望退職を施行した。日産と委託生産契約が終わり、釜山工場の生産車両の輸出が低迷したのが原因である。
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