LGユープラスが次世代の暗号技術専門企業、CRYPTOLABに持分投資を行い、通信網セキュリティを強化すると1日、明らかにした。
今回の投資を通じ、LGユープラスは商用通信網の全区間に量子耐性暗号を適用し、セキュリティを強化していく方針だ。量子耐性暗号の拡張性を基盤に、技術の開発を進め、有線網はもちろん、5G・6Gなど移動通信網にも量子セキュリティシステムを備える予定だ。
LGユープラスとCRYPTOLABは国内外の量子耐性暗号の生態系を活性化するため、技術の商用化に拍車をかけ、国家保安機関のセキュリティ認証を受けられるように協力する予定だ。
ソフトウェアで具現され、すべての通信網に適用できる量子耐性暗号はハードウェアに基盤して高い構築費用等の制約があり、米国・英国の情報機関が公共分野の使用を排除した他の量子暗号方式に比べ、活用範囲が広いというメリットがある。
CRYPTOLABは暗号専門企業で、量子耐性暗号(PQC)と暗号化された状態でオリジナルデーターを演算できる同型暗号などの特許を保有している。2030年に量子コンピュータが全世界的に普及される見通しの中、量子耐性暗号の商用化が急がれるという分析が出ている。現在、さまざまな産業で使われるRSA公開鍵暗号技術は量子コンピュータの攻撃に弱いためだ。
LGユープラスは昨年6月、CRYPTOLAB、COWEAVERとともに、世界で初めて通信装備(ROADM)に量子耐性暗号技術を適用したことがある。政府で推進したデジタルニューディール事業の一環として、LGユープラスは産業・医療分野、公共・民間分野で技術を検証した。
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