1月の経常収支、輸出好調で9ヵ月連続黒字

[写真=Gettyimagesbank]


1月の経常収支が9ヵ月連続の黒字を続けている。1月基準では5年ぶりの最高値で、半導体と自動車など輸出好調による結果とみられる。

9日、韓国銀行が発表した「2021年1月の国際収支(暫定)」によると、1月の韓国の経常収支は70億6000万ドルの黒字だった。昨年1月の黒字規模(5億8000万ドル)より64億8000万ドルも増えた。1月基準では2016年1月(73億2000万ドル)以来、最大の黒字だ。

輸出好調のおかげで経常収支の中で比重が大きい商品収支の場合、黒字幅が昨年より36億6000万ドル(20億7000万ドル→57億3000万ドル)も拡大した。輸出が昨年より38億8000万ドル(9.1%)も増加した影響だ。特に乗用車(42.8%)、情報通信機器(37.1%)、半導体(20.6%)などの回復傾向が大きかった。同期間、輸入も2億2000万ドル(0.5%)増えた。原油価格の下落にも、資本財と消費財の輸入が大幅に増えた。

輸出と輸入が同時に増え、徐々に「不況型黒字」から抜け出しているという評価を受ける。

サービス収支の赤字も減った。海外旅行が急減した状況が続いているためだ。1月のサービス収支は6億1000万ドルの赤字となり、前年同月(-29億9000万ドル)より赤字幅が23億8000万ドル(-79.6%)減少した。このうち旅行収支の赤字は14億1000万ドルから5億5000万ドルに8億6000万ドル減少した。運送収支も10億3000万ドルの黒字を出した。特に運送収支は昨年7月から7ヵ月連続の黒字となった。

本源所得収支は23億6000万ドルの黒字を記録した。国内企業の海外法人から受けた配当収入が増えた影響だ。

海外証券投資規模は109億5000万ドルと集計された。史上最大値だ。このうち、株式投資が95億5000万ドルを記録し、17ヵ月連続で増加している。これも過去最大の数値だ。韓銀のイ・ソンホ金融統計部長は、「内部調査の結果、このうち半分以上が個人投資だった」と述べ「うまくリスク管理をしてほしい」と付け加えた。

外国人の国内証券投資は23億ドル増え、1ヵ月ぶりに再び増加に転じた。外国人の株式投資は17億9000万ドル減り、2ヵ月連続減少している。投資家らが差益の実現に乗り出した影響だ。債券投資は40億9000万ドル増加して昨年10月以来、3ヵ月ぶりに増加に転じた。国内人(韓国人)の海外投資がさらに大幅に増え、資本の流出入を示す金融勘定純資産は52億8000万ドル増えた。
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