SKイノベーション、米バッテリー訴訟「早期敗訴」決定したITCに異議申し立て

[SKイノベーション、米バッテリー訴訟「早期敗訴」決定したITCに異議申し立て]



LG化学と電気自動車バッテリーの営業秘密侵害訴訟中のSKイノベーションが米国際貿易委員会(ITC)に早ければ来週、異議申し立てを申請する。

28日、業界によると、SKイノベーションとLG化学の法律諮問団はITCから営業秘密侵害に対する早期敗訴判決(予備判決)の根拠資料をもらった。

約140ページに達する膨大な分量の当該資料で、ITCは今回の早期敗訴判決の根拠を詳細な注釈と共に、盛り込んだという。 ITCが早期敗訴判決を下した根拠は大きくは証拠毀損、フォレンジック命令の違反(法廷冒涜行為)の2つだ。

ITCは早期敗訴判決の意見書で、"SKイノベーションが証拠を毀損したと見るのが妥当であり、フォレンジック命令も遵守していない"とし、"これらの行為の一部は故意性が認められる"と明らかにした。

ITCの早期敗訴判決は証拠毀損や法廷冒涜行為などが発見された場合、ITCがこれ以上の証拠調査をせず、ひとまず敗訴と判定することだ。 早期敗訴が決定されれば、当事者は2週間以内に異議申し立てを申請することができる。 もし、異議申し立てが受け入れられない場合、SKイノベーションのバッテリー部品や素材に対する米国内での輸入が禁止されることもありうる。

これに対し、徹底した準備が必要なSKイノベーションは異議申し立て期限の延期を要請している。 ひとまずSKイノベーションは証拠保存措置(litigation hold)の義務を「悪意的に」違反したものではないと強調するものと見られる。

ITCはこれに先立ち、"SKイノベーションが早期敗訴判決の要請を受け入れるのが適切だ"としながらも、"SKイノベーション側が争点について説明する機会がなければならないため、聴聞会は必要だ"と提案した状態だ。
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