[ニューヨーク株式市場] 新型コロナ鈍化への期待の中、S&P500・ナスダック「再び」高値更新

  • ダウ弱含み横ばい・S&P500 0.17%↑・ナスダック0.11%↑

  • 国際原油価格反発…金価格は5営業日ぶりに下落

[写真=AP・聯合ニュース]


11日(現地時間)、ニューヨーク株式市場は新型コロナウイルス(武漢肺炎)新規感染確定者の増加速度が鈍化した中、指数ごとに入り混じった状態を示した。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウ平均株価は前場より0.48ポイント(0.0%)横ばいの2万9276.34で取引を終えた。この日のダウは取引中に最大138ポイントまで上げ、高値を更新したりもした。

S&P500指数は前日より5.66ポイント(0.17%)上昇した3357.75で、ナスダック指数は10.55ポイント(0.11%)高の9638.94でそれぞれの取引を終えた。S&P500指数とナスダック指数は前日に続き、史上最高値を塗り替えた。

中国内で新型コロナ感染率が多少鈍る様子を見せ、投資心理を支持した。中国国家衛生健康委員会の発表によると、新型コロナ発症地の湖北省を除けば、中国全土の新規感染者数は初めて300人台に減り、減少に転じた。米ジョンズ・ホプキンス大学は、新規感染者数が1月末以降最も少ない水準に落ちたと分析した。

FRBが新型コロナ影響で緩和的な態度に転じる可能性があるという見通しも提起された。FRBのパウエル議長は同日の下院証言で、新型コロナによる経済的衝撃を綿密にモニタリングしていると明らかにした。

先立って言及した発言原稿で、新型コロナが世界経済に与える影響を綿密にモニタリングしていると述べた。パウエル議長は、金利関連の評価を変えるほどなのかを評価するにはまだ早いとの見解を明らかにしたが、市場では新型コロナ事態が利下げを圧迫するのではないかという見通しが頭をもたげている。

欧州株式市場で主要指数は軒並み上昇した。新型コロナの影響で最近急落した旅行関連株が反発を引き出した。旅行会社トゥイ(TUI)の株価は13%、航空会社エールフランスの株価は5%、それぞれ上昇した。

英国FTSE100指数は前日より0.71%上昇した7499.44で取引を終えた。フランスCAC40指数は0.65%高の6054.76で、ドイツDAX指数は0.99%上昇した1万3627.84にそれぞれ終値を形成した。

汎欧州株価指数のストックス欧州600は前営業日より0.86%高の3825.84で取引を終えた。

国際原油価格は3日ぶりに小幅反発した。この日、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で3月引き渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエト(WTI)は、前日より1バレル当たり0.75%(0.37ドル)高の49.94ドルで取引を終えた。ロンドンICE先物取引所の4月物ブレント原油も1バレル当たり1.24%(0.66ドル)高の53.93ドルを示した。

国際金価格は5日ぶりに下落した。ニューヨーク商品取引所で4月引き渡し分の金は前取引日より1オンス当たり0.6%(9.40ドル)安の1570.10ドルで取引を終えた。
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