SKイノ-LG化学、バッテリー訴訟の進行状況に微妙な態度の違い

  • LG「我が製品を真似し」vs SK「調査見守る」

[写真=LG化学提供]


SKイノベーションとLG化学のバッテリー攻防が第3四半期の業績カンファレンス・コールでも続いた。ただ、バッテリー訴訟の進行状況についてSKイノベーションとLG化学の態度は微妙に食い違っている。

LG化学は競争会社が不正な方法まで辞さず、1位の当社製品を真似していると鋭い批判を吐き出した一方、SKイノベーションは調査を見守ると言及し、慎重な姿を見せた。

31日、SKイノベーションは同日の午前に進められた実績の発表以後に行われたカンファレンスコールで、LG化学のバッテリー訴訟の進行状況を尋ねる質問に「現在、国際貿易委員会(ITC)の調査が進行中であり、来年中に最終判決を予想する」とし、「その前まで調査を見守りながら別途のコメントはしないつもりだ」と明らかにした。

SKイノベーションとLG化学は、次世代の有望事業として浮上した電気自動車のバッテリーをめぐり、熾烈な法的攻防を繰り広げている。LG化学が去る4月に二次電池の核心技術に対する営業秘密を侵害したという理由でSKイノベーションを米国国際貿易委員会(ITC)と地域裁判所に提訴してからだ。

今年の初め、人材流出をめぐる論議で触発された両社の法廷闘争は、半年間で新しい特許攻防に広がっ状況だ。LG化学とSKイノベーションは、この訴訟が過去の不提訴合意破棄であるかどうかをめぐって対立している。

一方、LG化学は25日、第3四半期業績カンファレンス・コールでSKイノベーションに対して鋭い批判を吐き出した。LG化学は「競争会社らが不正な方法まで辞さず、電池(バッテリー)分野の1位である当社の製品を真似している」と指摘した。

また、訴訟進行と関連して「ITCには強力な証拠開示手続きがある。証拠開示が強制的に行われる部分があるため(SKイノベーションを)ITCに提訴した」とし、「現在、ITCは訴訟相手が証拠の提出をせずに削除したファイルのフォレンジック(Forensic)調査をしていると聞いている」と詳しく説明した。

業界内外ではSKイノベーションがバッテリー訴訟の進行状況と関連して慎重な姿を見せたのは、ITCのフォレンジック調査決定が影響を与えたという分析が出ている。去る3日、ITCはSKイノベーションが重要な情報を含んでいそうな文書を提出していなかったとし、フォレンジック調査を命じた。

ITCはSKイノベーションが証拠開示手続き(ディスカバリー)の過程で提出された文書のうち、特定コンピュータのゴミ箱に保存されていたExcelファイル(文書番号SK00066125)内に書かれた980の文書が提出されなかった事実を発見した。

業界関係者は「訴訟関係が複雑に絡み合っているがSKイノベーションが現在の証拠開示手続きが進められている被告の立場として、防御的な態度を取るしかない」とし、「基本的な葛藤が縫合される過程ではないだろう」と説明した。

一方、SKイノベーションは、第3四半期の営業利益3301億ウォンを記録し、前年同期比60.5%減少した。バッテリー事業は在庫関連損失の減少と売上高の増加の影響で前四半期比244億ウォンが改善された427億ウォンの営業損失を記録した。

 
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