日本が7月に続き8月にも貿易収支の赤字を記録した。米中貿易戦争が長期化し、中国の需要が下がったのが原因として挙げられているが、韓国に対する輸出額も前年同期比大幅に減少して韓日関係悪化も影響を及ぼしたという分析が出ている。
18日、日本財務省が発表した8月の貿易統計によると、先月の輸出額から輸入額を差し引いた日本の貿易収支は1363億円(約1兆4981億ウォン)の赤字となった。先月に続き、2カ月連続の赤字であるわけだ。
8月の輸出額は6兆1410億円で、昨年同月より8.2%減少した。前年同期比で9カ月連続の低い水準を記録したのである。同期間、輸入額は12%減少した6兆2773億円だった。
日本経済新聞は、日本の貿易収支が赤字に転じた原因として、米中貿易戦争の長期化による中国の需要減少を挙げた。日本の対中国輸出額は前年同期比12%減少した1兆2001億円を記録した。 6カ月連続の減少となった。
韓国の輸出額は前年同期比9.4%減少した4226億円を記録した。対韓国の輸出額は昨年11月以降、10カ月連続減少しているが、減少幅が日増しに増えている。8月には特に繊維機械、食品類の減少が著しかった。前年同期比それぞれ62.7%、40.6%急減したのだ。日本経済新聞は「韓日関係の悪化と、韓国で吹いている日本製品不買運動の影響が現れた」と分析した。
韓国からの輸入は2403億4900万円で10.3%縮小された。これにより、対韓国貿易収支の黒字規模は1822億9700万円で、前年同月比8.1%減少した。
日本は先月、韓国に対する輸出額の減少が韓日葛藤の悪化のためという点を否認していた。日本の財務省は「半導体など品目に対する分類が別々に出ておらず、今回の統計だけでは影響があったかどうかは分からない」と述べた。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>