[LG、「IFA 2018」で「シグネチャーキッチンスイート」発売...180億ドルの欧州ビルトイン市場攻略]
LG電子が180億ドル規模の欧州ビルトイン市場に超プレミアムビルトインのキッチン家電ブランドである「シグネチャーキッチンスイート」を公式発売する。
LG電子は今月31日、ドイツ・ベルリンで開かれる欧州最大家電展示会「IFA 2018」で、展示場の野外ガーデンにシグネチャーキッチンスイートのための900平方メートル規模の単独ブランド館を設置すると22日、明らかにした。
欧州はMiele 、Gaggenau など正統ビルトインブランドの本場で、シグネチャーキッチンスイートが欧州最大規模の家電展示会でデビューすることに意味が大きいと会社の関係者は説明した。
特に欧州は厨房面積が狭く、空間をより効率的に活用しようとする顧客たちの需要が大きな市場でもある。 市場調査機関のユーロモニターによると、欧州のビルトイン市場は180億ドル規模で、グローバル市場のうち、40%程度を占める。
◆欧州の名品家具会社と協業
LG電子はシグネチャーキッチンスイートを通じて家電と家具をパッケージングし、台所空間に対する全般的なソリューションを提供するという計画だ。
このため、LG電子は欧州の名品家具会社「Valcucine」、「Arclinea」などと協業している。 これらの会社はイタリア、ドイツ、フランスなど欧州主要国だけで200ヵ所を超える展示場を持っている。 特にValcucine は4月、イタリアのミラノで開かれた「ミラノデザインウィーク」でシグネチャーキッチンスイートのデザインを考慮した新たな家具ラインナップを披露したりもした。
また、LG電子は来年下半期を目標にヨーロッパにも超プレミアムビルトインショールームを開く。 ソウル論硯洞(ノンヒョンドン)の「論硯ショールーム」と年内オープンする米国カリフォルニアの「ナパバレーショールーム」に次いで3番目だ。
◆スマートビルトインキッチン文化の先導
LG電子はシグネチャーキッチンスイートを中心にスマートホームの文化も拡散させる方針だ。 実際、顧客らはスマートフォンを通じて無線インターネット(Wi-fi)を搭載しているシグネチャーキッチンスイートを遠隔制御したり、作動状態を容易に確認することができる。 また、「グーグルホーム」、「アマゾンエコ」など多様な人工知能(AI)ハブ(Hub)ともビルトイン製品を連動して使用できる。
LG電子は「Innit」、「SideChef」、「Drop」など外部のレシピ会社とも幅広く協業し、顧客がスマートなビルトインキッチン文化を経験できるようにした。 シグネチャーキッチンスイートを使用する顧客たちは専用アプリケーションを通じて外部のレシピ専門企業が保有した多様な調理法を簡単に検索して活用することができる。 顧客がレシピを選択すれば、オーブンは調理に必要な温度と時間を自動で設定してくれる。
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