分別収集の大混乱によって引き起こした混線・・・ソウル市、"ビニール収集調査に着手"

[写真=聯合ニュース(1日午前、ソウル市内のあるマンション探知にビニールとペットボトルの排出に対する案内文が貼られている)]


中国が廃資源輸入を中止し、全国的に「分別収集の大乱」が起こった中、ソウル市が今回問題になった廃ビニール・発泡スチロールの回収について調査を行うなど対応に乗り出した。

ソウル市は先月末からソウル市内のすべての自治区を対象に排ビニール回収の現況と拒否の事例などを調べていると2日明らかにした。

市がこのような調査に乗り出したのは関連法や規定により、従来と同様にクリーンな廃ビニールは分別排出しなければならないが、一部のマンション団地ではビニール類をすべてを収去しない事態が起きているためだ。

市は25ヵ所の自治区に公文を送り、マンションの廃ビニール分離排出を拒否しているかどうかを調査して提出するように要求した。また、排ビニール・ 排スタイロフォームの分別排出の際、従量制袋の使用禁止、リサイクル可能資源を生活廃棄物と混合排出禁止、分別排出の案内文の掲示、マンションの廃ビニール・ 廃スタイロフォーム拒否のときは区役所長が直接回収を積極的に検討などを各自治区に要請した。

市はさらにマンション団地で廃ビニールと廃スタイロフォームの分別排出と関連して混乱が生じているだけに、基準を明確に書いた案内文5万4千部を製作して各自治区を通じて配布した。案内文には箱類、容器類、飲食物包装材など各類型に応じたスタイロフォームの出し方も詳しく掲載されている。大きなスタイロフォーム箱はテープやステッカーをとってきれいに洗って分別排出すればよく、カップめん容器などは内容物を捨ててきれいに洗って出すように案内されている。

しかし、包装材が汚染されたり赤い線が描かれているなど色が付いてる容器は分別収集の収対象ではないために従量制袋に入れて排出しなければならない。市はリサイクルが可能であるにもかかわらず、従量制袋に入れて排出すると場合、関連法によって過料が適用されると説明している。

問題はマンション団地で契約企業がきれいな廃ビニールや廃スタイロフォームまで回収を拒否するケースだ。

市の関係者は"このような場合、各自治区でリサイクルが可能な廃ビニールや廃スタイロフォームを直接回収することになるだろう"とし、"一般ごみを各自治区のごみ収集車が回収するのと同じだ。分別回収したリサイクル品は各マンション団地がお金をもらって業者に売っているため、今まで回収しなかった"と述べた。

一方、一部では今回の「ゴミ大乱」が中国の廃資源輸入の停止でリサイクル品価格が暴落したせいで起こっただけに、マンション団地が廃資源処理会社からもらう単価を減らして共存を図るべきだという指摘も出ている。
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