カンヌ映画祭で公開されたパク・チャヌク監督の「お嬢さん(アガシ)」が公式上映会後、好評が殺到したものと違って海外のメディアからは多少消極的な評価を受けた。15日現在、記者試写会を終えた6本の映画のうち「お嬢さん(アガシ)」は4位を記録している。
「お嬢さん」に対する評価は10メディアが参加したが、アメリカのタイム、ロサンゼルスのタイムズ、ロシアのアピタ、スクリーンインターナショナルなど4つのメディアが3点を与え、残りの4つのメディアが2点、2つのメディアがそれぞれ1点を与えた。映画専門誌であるスクリーンインターナショナルが発行した15日付のスクリーンデイリーでの平均点は2.2点だ。
最も高い評点を受けている映画はマーレンアデ監督の「Toni Erdmann」で、平均評点が3.8点。12のメディアのうち9つのメディアが満点の4点を与えた。
パク・チャヌク監督はこれまでカンヌ映画祭の海外メディアからあまり良い評価を受けられなかった。2009年、審査委員賞を受賞したパク・チャヌク監督の「渇き(原題:コウモリ)」は当時スクリーンデイリーで平均評点が2.4点だった。
今回の記者試写会も14日(現地時間)の午後、フランス・カンヌ・リュミエール大劇場で開かれた公式上映会の後、拍手喝采が沸き起こったこととは対照的な反応だ。映画上映の1時間前の午後9時から劇場に集まった観客たちはパク・チャヌク監督の映画に対する高い関心を表した。「お嬢さん」がカンヌで「オールド・ボイ」、「渇き」に続き、3回目に選択されるかどうかまだ諦められない理由だ。
一方、映画「お嬢さん」の韓国での封切りは6月1日を確定した。
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