第76回カンヌ国際映画祭···16日から27日までの12日間の映画の旅が始まる

[写真=聯合ニュース]


世界三大映画祭の1つ「カンヌ国際映画祭」が開幕する。

16日(現地時間)に開幕し27日まで開かれる第76回カンヌ国際映画祭の開幕作には、俳優兼監督マイウェンが演出し主演を務めたフランス映画「ジャンヌ・デュ・バリー」(Jeanne du Barry)が選ばれた。フランス国王ルイ15世の愛人デュバリー夫人の半生を描いた同作は、マイウェン監督がデュバリー夫人を、ジョニー・デップがルイ15世役を演じた。

最高賞にあたるパルムドールなど主要賞をめぐって競うコンペティション部門には計21作品が出品された。韓国映画はコンペティション部門には出品できなかったが、計7作品が招待された。

非競争部門(OUT OF COMPETITION)に進出したキム・ジウン監督の「クモの巣」は25日夜、リュミエール大劇場で上映される。特に主演俳優のソン・ガンホは8回目となるカンヌ映画祭であるだけに、映画人の注目を集めている。

キム・チャンフン監督の「ファラン」は注目すべき視線部門に招待された。地獄のような現実から抜け出したい少年が組織世界に足を踏み入れながら繰り広げられる物語を描く同作は、俳優ソン・ジュンギが主演を務める。ソン・ジュンギはデビュー15年目にして初めてカンヌ入りすることになった。

ホン・サンス監督の新作「私たちの一日」は監督週間閉幕作に選ばれた。

一方、コンペティション部門には、是枝裕和監督の最新作「怪物」がノミネートされている。小学校で起こった事件を、息子を愛するシングルマザー・教師・子どもたちの3つの視点から描いた作品だ。
 
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