囲碁の人間代表、イ・セドルの微笑み~AIにも弱点か

AIに三連敗のあと、初勝利を収めたイ・セドル9段が会見で笑っている。[[写真提供=グーグル]]

 

会見所の記者らが初勝利をあげたイ・セドル9段に拍手を送る[[写真=グーグル提供]]


韓国のソウルで行われている人工知能と人間の戦いは、第4局目にして人間がAIに対し勝利を収めた。三連敗後にあげた初勝利であるだけにマスコミも大変騒いでいる。まるで人間と機械の戦争で人間が勝ったような喜び方だ。未来世界を描いた映画のシーンが思い浮ぶ。

5局のうち3勝先取制だった今回の勝負、すでに3連勝しているAIつまり人工知能の勝利は決まっていたが、人間を応援する人々は人間のプライドのために一度でもイ・セドル九段が勝つことを願った。もう賞金の問題ではなくなったようだ、賞金の話はほとんど出ていない。

グーグルのAlpha Go(アルファ碁)の開発総括担当者であるDeepMind(ディープマインド)のデミス・ハサビス(Demis Hassabis) は“我々はAlpha Goの限界が知りたかった、今日その限界が確実に見えた。イ・セドル九段には心からお祝いの言葉を伝えたい、また火曜日の最終局も大変期待している”と述べた。

イ・セドル九段は記者会見所で記者の拍手喝采を受け、“一度の勝利でこんなに多くの方々に祝ってもらったのは、今日が初めてだ。今日の勝利はこの世でどんなもととも引き換えにできない”としながら”私を応援し、支持してくださったすべての方々に感謝しますし、その応援と支持が今日の勝利を収める力になった。”と感謝の言葉を伝えた。

しかし、人工知能はさらに進化するだろう。今日の失敗に対応する能力を確実にもつように、人間がプログラミングをするはずたからだ。つまり人間が人間と戦うための能力を仕込むという仕組みになっているのだ。もちろん人工知能は自ら習得する能力を持っていると言うが、今日見つかった弱点は再び人間の力で修正しなければならないのかもしれない。

結局今回の囲碁競技の勝者はAlpha Goだが、イ・セドル九段も人間代表として英雄になった。そして韓国では囲碁ブームが巻き起こった。これで5回目の最終局は人間代表としての負担も少しは減るかもしれない。15日、火曜日に同じ場所で最終局が行われる。

未来、人間によって生みだされた人工知能が、人間のための完璧な人工知能として成長することが期待される。

 

囲碁が電光板で流れるほど話題になっている[[ 写真提供=グーグル]]


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