​[日中韓首脳会談] 李世基韓中親善協会会長、「3年半ぶりの再開に意味がある」


韓中親善協会の李世基(イ・セギ)会長は1日に開かれる日中韓首脳会談について、「日中韓首脳会談は3年半も開かれず中断されていたため、3ヶ国の間でいろんな問題が発生したいた」と指摘し、「朴槿恵大統領が9月に中国の抗日戦争勝利記念行事に出席し、習近平国家主席と会談。日中韓首脳会談の再開にめどがつき朴大統領の主導下で3ヶ国首脳会談が行われることになったことがポイントだ」と強調した。

李会長は今回の日中韓首脳会談ではたくさんの懸案について議論されるだろうが、何よりも正常でなかった3ヶ国関係を正常化させるということに意味があるとし、議題は重要ではないという認識を示した。

中国が「領海」と主張する南シナ海域で米国と中国の緊張が高まっていることについて、「米中関係は過去の米ソ関係と違い、何よりも経済協力が基礎になっている。両国が激しい競争を繰り広げるかも知れないが、秩序を壊すようなことはしないだろう」と分析し、このような外交の基本的理念を理解しなければならないと指摘する。

李会長は日中韓首脳会談の結果について「この3ヶ国首脳会談で特別なものをつくり上げるのは難しいだろう。韓中首脳会談では特別な懸案はないが日韓では歴史問題など懸案が山積している」と話した。また、日中韓首脳会談が開かれなかったこの3年間に、韓中関係はよくなったが韓日関係は最悪の事態にまで来ていると分析した。

韓日関係がこのような状態では前進することはできない。今回の首脳会談を契機に歴史問題に関する協議を進めなければいけないし、韓日両国の間には歴史問題以外にも協力しなければうけないことがたくさんあると李会長は強調した。

李会長は中国専門家として知られているが、東京大学で政治学の博士号を取得、日本に対する知識も豊富だ。李会長は博士論文で「中ソ対立の中での朝鮮戦争勃発の原因に関する研究」を執筆し、日本でも中国と韓国に関する研究を続けてきた。

1日に韓国ソウルを訪れる李克強首相と李会長は合うたびに「これで何回目の出会いだ」とお互いに数えて確認しあうという。今回、ソウルで李首相と会えば5回目の出会いになる。

また、李会長の執務室には習近平国家主席や李克強首相、江沢民元国家主席、胡錦濤前主席などと撮った記念写真が並べてある。これらの写真は李会長と中国指導部との関係がいかに深いかを証明している。

(朴元植副局長兼政治部長)


 
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