
[サムスン電子の中国・西安半導体工場、生産額2兆ウォン突破]
サムスン電子の中国・西安半導体工場(Samsung China Semiconductor、SCS)が年間生産額100億人民元(約2兆ウォン)を突破したことが分かった。
昨年5月に稼動を開始した中国・西安工場は2年が経たないうちに大きな成長を遂げ、中国内での立地も日々高まっている。 現地ではこれを巡り、「陝西速度、西安効率」という評価を下している。
20日、西安市政府と西安日報など現地のメディアによるとサムスン電子の西安半導体工場の今年1月から8月までの生産総額は115億900万人民元(約2兆ウォン)に達する。 1年を満たさなくて成し遂げた結実だ。 年末まで予想される生産総額規模は150億人民元(約2兆6000億ウォン)だ。
これはサムスン電子の昨年の年間売上高の228兆6900億ウォンの1%を上回る水準だが、DS部門だけを見れば、半導体事業の年間売上高(2014年基準)の39兆7299億ウォンに比べて約6.5%に達する数値だ。
初期投資金額の23億ドル、総投資規模70億ドルで、サムスンの中国投資の中では史上最大規模な西安半導体工場はナンドフラッシュメモリー生産の拠点として育成されている。 特に、次世代主力製品である3次元(3D)Vナンドを主力としている。
サムスン電子はここの生産ラインを中心にVナンドの生産量を急速に増やしている。 現在、ウェハー(半導体材料となる薄い原版)基準で月5万枚前後の生産能力を最大2倍まで引き上げる計画だ。 最近、全世界の半導体市場で急増するナンドフラッシュの需要に積極的に対応するレベルだ。
市場調査会社のIHSによるとサムスン電子の中国・西安半導体工場はサムスン電子全体のナンドフラッシュメモリー生産量(ウェハー基準)の拡大を大幅に増加する見通しだ。 IHSはサムスン電子のナンドフラッシュ銃生産量は昨年344万枚から今年末434万枚、2016年465万枚に増えるものと見ている。 2年間で年間基準生産量が100万枚以上増えるわけだ。
サムスン電子の西安半導体工場の早い成長に陝西省・西安市政府も祝賀の手紙を送るなど喜びを隠せなかった。
陝西省と西安はサムスン電子の大規模な投資によって新しい発展動力を確保しただけでなく、先端産業を誘致し産業全般にわたってアップグレード効果を見ている。
これにキム・ジョンジュンサムスン未来戦略室戦略1チーム長(社長)は"サムスン電子メモリー半導体プロジェクトの建設は西安-サムスン間の協力が正確たということを示したもの"とし、"サムスンの陝西省投資に対する計画と決心は変わらないだろう"と答えた。 さらに、"私たちは陝西省にもっと多くの新規事業を推進して陝西省の発展にプラスになるだろう"と付け加えた。
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