慰安婦被害少女を描いた映画「鬼郷」の撮影が終盤に入った。
映画「鬼郷」は昨年、慶尚南道・居昌(ゴチャン)を手始めに本格的な撮影に入り、8月15日の光復節70周年に上映される予定だ。
10日、京畿道にある軍部隊のセット場で撮影のスケジュールに入り、現在50%の撮影を終えた状態だ。
映画「鬼郷」はこれまでダウムのニュースファンディングを通じ、2億5000万ウォンが募金されるなど国民募金で5億ウォン以上の製作費を集めて撮影されている。
特に慰安婦被害少女の話を扱った映画だということで海外メディアの関心が高く、3月、ニューヨークタイムズ(NYT)が報じた。
この映画は日本軍国主義による支配が盛んだった1930~40年代に性奴隷で連れて行かれたカン・インチュルさんの実話をもとに制作されている。
カン・インチュルさんは1928年に生まれ、1943年に16歳の幼い年で日本軍に拉致されるように慰安所に連行された。
この映画は戦争と軍国主義という激変の前で人間の尊厳と権利を全部奪われた10代女性の孤軍奮闘を扱っている。
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