
国立海洋生物資源観内部の様子 [写真=海洋水産部提供]
海洋水産部は30日、海洋生物資源を保全して海洋産業発展を牽引するために設立された国立海洋生物資源館(以下資源館)の開館式を開いた。初代館長にはキム・サンジン海洋研究員博士が任命された。
開館式は「海洋生物資源の未来が世界を動かす」というスローガンの下、ユ・ギジュン海洋水産部長官、キム・テフム国会議員をはじめとする政界、学界、民間団体および地域住民1500人余りが参加する予定である。
総額1383億ウォンを投じて2013年12月に32万5000㎡の敷地に建築面積3万2000㎡建物3棟を竣工した。基盤施設では研究行政洞と展示棟、教育棟などを備えている。
昨年5月に試験運営に入った展示館は、現在(4月20日基準)までに約15万4000人の観覧客が集まるほどの人気を呼んでいる。
全7500点余りの海洋生物の標本が展示されており、1階の中央資源銀行(Seed Bank)は資源館の象徴で韓国に生息する海洋生物の液浸標本5100点余りを保有している。最先端の映像機器であるキオスク(Kiosk)を通じて展示されている海洋生物の標本の観察が可能である。
4月22日に就任したキム・サンジン館長はソウル大学微生物学科を卒業した後、ドイツの大学で海洋微生物学の博士学位を受けた海洋生物資源分野の専門家である。
国立海洋生物資源館の初期ビジョンを提示してアイデンティティを確立するなど、資源館を世界的海洋生物専門機関として育成できる適任者として評価されている。
資源館はキム・サンジン館長を中心に、海洋生物資源の国家資産化と価値創出、対国民サービス、持続可能な発展等を通して海洋生物資源研究・保存・活用を先導するグローバルリーダーを目標に、多様な事業を推進していく計画である。
ユ・ギジュン海洋水産部長官は「海洋水産部は国立海洋生物資源館を、新しい未来価値を創造する世界的なハブ機関として育成する」とし「韓国の海洋生命工学産業が発展できるようにしていく」と話した。
(亜洲経済オンライン)
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