
旅客船セウォル号沈没事故が起きてから半月目である30日、犠牲者は全員で210人に増えた。搭乗客476人中、不明者は92人に減った。
その反面、救助者は16日船舶が沈む絶体絶命の危機の瞬間から脱出した174人が全員事故直後や今も変わることがない。
30日汎政府事故対策本部によると、、民官軍合同救助チームは前日からその間接近が難しかった船体5階捜索に入って、16人の死体を追加で収拾した。
5階ロビーには4階と直ぐ繋がっている階段がある場所だ。
ここで発見された死体は均衡を失って、船が沈没する当時水が客室まで上がって、必死の脱出を試みた搭乗客が、急に船体上部である5階に待避して残念な被害に遭ったと推定される。
合同救助チームはこの日までに不明者がいると推定される64部屋の客室の中、42ヶ所の捜索が終えられたと伝えた。
問題は犠牲者の死体流失の可能性が次第に現実化されているという点だ。
この前事故海域から約7km離れた場所でセウォル号に載せられていたコンテナが発見された。
さらに対策本部が不明者流失防止のために動員したイカリ刺網漁船など、民間船舶も最近に現場に配置し、死体流失にともなう不安感を消すことはできない大きな課題だ。
一刻もはやく死体を探して事故現場を離れたいという心情というのがセウォル号事故に遭った家族に共通した声だ。
一方、対策本部側は[救助・捜索作業の効率的推進方案と共に代案も模索する]、「被害者家族に対する支援をより一層増やす」としながらオウムのように発表だけ繰り返している
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(亜洲経済オンライン)
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