韓国で兵役に就いている歌手フィソンさんが、プロポフォール投薬疑惑について軍の検察部から嫌疑なしと判断された。フィソンさんの弁護士が11日、明らかにした。
全身麻酔に使われるプロポフォールは、関連法に基づき2011年2月に向精神性医薬品(麻薬類)に指定されている。
弁護士によると、事件を捜査した陸軍本部検察部は10日、フィソンさんが腰椎椎間板ヘルニアや円形脱毛症などの治療を受ける際に医師の処方に基づき正常な投薬を受けていたことを認めた。投薬回数が極めて少なく、プロポフォールへの依存症や中毒性も認められないとして、フィソンさんを不起訴処分にしたという。
フィソンさんはプロポフォールを投薬した疑いで、軍検察から4月と5月に2回呼び出しを受け、聴取された。フィソンさん側は違法な投薬は無かったとして強く否認。腰椎椎間板ヘルニアや円形脱毛症などの治療目的だったことを示すための資料を提出した。
フィソンさんは現在、陸軍訓練所の助手を努めている。8月6日に除隊予定。
(聯合ニュース)
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。