日産自動車がタイに完成車の工場を新設し、現地での生産を倍増させる方針であることが24日、分かった。
投資額は約300億円で、2014年に稼働する予定。バンコク郊外にある年間20万台の生産能力を持つ既存の工場と合わせると生産能力は倍増する見通しだ。
既存の工場ではピックアップトラックや乗用車を生産しているが、タイ国内での需要の増加に加え、東南アジアへの輸出の拠点となっていることから、工場のフル稼働が続き、生産の増強が急務となっていた。
東南アジアではホンダやトヨタも工場の生産能力の引き上げを相次いで計画していて、アメリカや中国に次ぐ生産拠点として期待が高まっている。
(亜州経済オンライン)
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