韓国の消費者の70.8%が輸入食品の安全性に対し不信感を持っていることが、大韓商工会議所の調査で16日までに分かった。
調査は先ごろ約500人の消費者を対象に実施された。原産地別では、中国産食品への不信感が89.7%と最も高い。日本産は67.2%、米国産に対しては62.6%の消費者が信頼できないと答えた。一方で、欧州産(23.1%)とオーストラリア・ニュージーランド産(16.9%)への懸念は相対的に小さかった。
商工会議所は、中国産の場合は品質問題、日本産は放射能汚染が、消費者の不信感を強めていると分析した。
品目別にみると、畜産物(51.2%)への不信感が最も強く、農産物(40.7%)、水産物(28.1%)、健康機能食品(13.4%)、乳加工品(12.6%)などが続いた。
輸入食品の安全性を確保するために改善すべき課題として、回答者の44.1%が安全基準の強化を挙げた。検疫・検査の強化(38.6%)と、違法輸入食品に対する管理強化(29.6%)を求める声も多かった。
(聯合ニュース)
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