(亜洲経済= 金在桓 記者)NHNの日本現地法人であるNHNジャパンが日本初のスマートフォンゲームポータルを製作、サービス提供に入った。
NHNジャパンは26日、ハンゲームの日本サービス10周年を向かえ、東京の丸の内ビルディングで「Hangame ex 2010 Japan」イベントを開催し、事業戦略を発表した。
この日のイベントでNHNジャパンは日本初のスマートフォン専用ゲームポータル「ハンゲーム」を公開し、正式サービスに入った。
既存のPCとモバイルゲームサービスに続き、スマートフォン用の新規プラットフォームを追加することでNHNジャパンは急成長するスマートフォン市場にいち早く対応する一方で、3つのプラットフォーム間の連携サービスを強化できる様になった。
NHNジャパンは、この日、先にアンドロイドマーケットを通じ、スマートフォンゲームポータル「ハンゲーム」をリリース。また、後日早急にアイフォン用のゲームポータルもサービスに取り掛かる予定だ。
スマートフォンゲームポータルのランチングに合わせ、NHNジャパンはPCとモバイル、スマートフォンゲームのサービス名を「ハンゲーム」に統一し、ブランドの価値を引き上げていく。
さらに、PC、携帯、スマートフォン用ハンゲームの全てのサービスフラットフォームを開放し、応用プログラム開発環境(API)を公開。革新的なゲーム生態系を作り上げると見られている。
NHNジャパンは公開されたプラットフォームとAPIを利用し、ゲームやコンテンツを製作。ハンゲームを通して、サービスする開発業者に収益の80%を支給する予定だ。
具体的なゲーム事業の方向性に関連し、ハンゲームは今後10周年を牽引する次世代キーワードとして「リアルゲーム」を打ち立てた。
リアルゲームは時間や天気、場所などをゲームとつなぎ合わせたもので、この日ランチングされた育成ゲーム「ネンドン」の場合、日々の天気の変化によってキャラクターの成長が変わるリアルゲーム要素を取り入れた。
また、公開された「今コレ」の場合、場所と時間によってユーザーに与えられたミッションを遂行することで、キャラクターカード、または割引クーポンが贈呈されている。このサービスを提携社に提示する事で、様々な恩恵を得られるようにする。
NHNジャパンはグループ戦略の一環として、日本最大のゲームポータルハンゲームと2009年7月にテストサービスを通じて、公開された検索ポータル、ネイバージャパン。昨年4月、M&Aを行ったライブドアなど3大サービス間の連携を通じ、日本最大のインターネット企業であるヤフージャパンと楽天を乗り越える意思表示を示した。
ネイバーは検索、ライブドアはポータル、ハンゲームはゲームに中心を置き、融合サービスを通して、シナジー効果を導き出す計画だ。
例えば、ハンゲームのコミュニティーとライブドアのブログを連動させたり、ネイバージャパンの検索プラットフォームからライブドアのブログやウィキペディアに登録されたユーザーコンテンツを直接探し出せるようにすると言うものだ。
NHNジャパンによれば、ネイバージャパンの月間純訪問者数(UV)は586万人、ライブドアが3000万人、ハンゲームが720万人で3つのサービスフラットフォームを合わせた場合、既に日本最大のインターネット企業であるヤフー(4900万人)とグーグルジャパン(4360万人)に近い数字を示している。
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