曉星グループは今回の「2010上海万博」参加をきっかけに、中国でグローバル企業としての位相をさらに高めるとの方針だ。
今回の万博に参加することで、親環境事業や中国での社会貢献活動を知らせると同時に、中国内需市場進出の拡大にも積極的に取り組むという。
曉星は新再生エナジー、スマートグリード事業、LED、ATM、リサイクル繊維製品など、親環境未来事業を観覧客に広報する。また、曉星の中国での社会貢献活動を知らせ、企業のイメージを積極的に高める予定だ。
曉星は今回の万博への参加に当って、「親環境パートナー、曉星(Eco-conscious Partner,HYOSUNG)」というスローガンをあげた。中国が今回のイベントをきっかけに「都市緑化(グリーンループ)」や「グリーン建築プロジェックト」を大々的に展開することと同じ意味合いを持つ。
曉星は「持続可能なエナジー館(Sustainable Energy)」で風力及び太陽光発電など、新再生エナジーやスマートグリード事業を紹介する。
同時にサムスン、現代自動車と共に参加する「インテリジェントシステムテーマ館(Intelligent System)」でタイヤコードを展示し、知能を持つ都市システムを表現する予定だ。
「エンジョイ・シティ・ライフテーマ館(Enjoy City Life)」では、曉星が世界市場でグローバル競争力を持っているスパンデックスやタイヤコードなどの品目を展示するなど、未来のショッピングセンターを具現する。
また、曉星は国内11企業と手を結び、192個のLCDで作られた「マルチメディアウォール(Multi-media Wall)」を展示館に設置した。マルチマディアウォールには、韓国と中国が新再生エナジーの技術力を通じていい世界を作っていくという内容の映像を流す予定だ。
曉星は「今回の上海万博で『グローバルエクセレンス(Global Excellence)を通じた価値経営』という今年の経営方針を積極的に活用する」と述べた。
■中国に核心事業への投資強化・社会貢献活動も活発
曉星は現在、世界市場占有率1位のタイヤコード部門、世界市場占有率2位のスパンデックス部門、国内最高の技術力を持っている重電気部門など、核心事業でのグローバル競争力を強化しつつある。
特に、曉星は中国内需市場の爆発的な成長を早めに感知し、南通・嘉興・珠海などにスパンダックス・タイヤコード・重電気工場を建て、設備投資を強化してきた。
その結果、中国に化学繊維・変圧器・タイヤコード・ATMなどを生産する14の生産法人を設立、現地生産体制を整えている。また、現地で鉄鋼材、化学素材などの輸出を担当する5の貿易会社を運営している。
曉星は中国での社会貢献活動も活発に行っている。
グローバル超一流企業に成長するためには、持続的な社会貢献活動が欠かせないとみて、今まで中国を中心に様々な活動を行ってきた。
2008年の四川省大地震のとき、南通・嘉興・珠海の現地法人から200万元を紅十字社に寄託し、他の現地法人や役員らの自発的な募金で50万元を寄付した。また、現地社員らの家族の被害状況を把握し慰労金を渡した。
2007年から中国嘉興法人は上海にある東華大学と繊維技術研究に関する産学協力を結び、事業を通じて人材を育成している。一部の奨学生らには韓国大学への留学を支援している。
2007年8月には嘉興市にある金九氏避難場の保存事業や大韓民国臨時政府の研究活動に100万元を支援した。
日本語ニュースチーム news@ajnews.co.kr