(亜洲経済= 金在桓 記者)李明博大統領が30日の今日から1泊2日日程で上海万博の開幕式に参加し、その足で中国を訪問する。
李大統領の訪中は今回が就任後5度目だ。就任直後の2008年5月末に初の訪中に続き、同年の8月と10月に各々、北京五輪開幕式とASEM首脳会議の参席に加え、中国を訪れ、昨年10月に北京で開かれた韓・中・日の3カ国首脳会談に参席した。
今回の訪中で李大統領は、中国の胡錦濤国家主席との首脳会談を持ち、両国の「韓中両国の戦略的パートナーシップ関係」の発展と地域情勢を含む相互の関心事項などに対して、意見交換が行われる。
特に、両国首脳は韓国海軍の哨戒艦「天安」の沈没問題、韓・中FTA(自由貿易)、G20(主要20カ国)首脳会談などに対し、集中的に論議されると見られており、その行方に注目が集まっている。
◇哨戒艦「天安」の沈没問題
今回の首脳会談では、何よりも哨戒艦「天安」の沈没問題に対し、どの様な言及が行われるのか関心が集まっている。
未だ、沈没の原因に対する究明が完全にされていない時点で、天安艦沈没事件に対する具体的な論議は行われていない具体的な論議されないと見られているが、胡首席が哀悼の意を表した場合、多少ではあるが、今回の事故と関連した言及が行われる可能性もある。
しかし、その一方で天安沈没に北朝鮮が介入したと言う結論が出た場合、UN安保理での対北朝鮮制裁の可能性が高いという点を考えた場合、今回の会談で天安関連の言及があった場合、それ自体に大きな意味があると見られている。
カート・M・キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が、26日に香港で天安問題に関連して、「我々は中国側に米国の役割を説明し、中国がこれから責任を取る様な役割を担うことを望む」と明かすなど、国際社会で今回の問題に関連し「中国の役割論」が出ている状況で、さらに注目を集まると思われる。
また、北朝鮮の金正日国防委員長の訪中説が取りざれる中で、今回の会談で6カ国協議を通じ、北朝鮮の核問題解決の方案などに対し、協議する可能性があるという見方も出ている。
◇韓中FTA締結を積極検討
両国の首脳は2008年5月と8月に各々、北京とソウルで持たれた首脳会談で産官学共同の研究結果を基にFTA推進を検討するということで意見が一致した。現在、これと関連し、韓・中・日の3カ国間の合同研究が進められている。
韓国政府関係者は「未だ合同研究の結果が出ていないため、具体的な論議はない」としながらも、「しかし、両国間の重要な事案と言う点で共感し、肯定的な結果を導き出せるように強力していくという事で意見を出し合うのではないか」と意見を述べた。
また、今月の今月の20日、韓国大統領府(青瓦台)で国務会議を主催し、「中国は相当な速さで成長しており、市場環境が急激に変化している中で、我々も変化する状況に能動的に、効果的に対応しなければならない」とし、韓中FTA締結を積極的に検討、指示しているとされている。また、李大統領は今月初め、米国のワシントンポストとのインタビューでも韓中FTAを言及した。
◇G20などの首脳会議での韓中協力方案を論議
来る11月にソウルで開かれるG20首脳会議と2012年の核安保首脳会議の協力方案も論議されると見られている。
韓国がG20議長国として、グローバル経済で占める立場が拡大され、中国は米国と肩を並べるほどの強大国として浮上する中で、両国首脳の対話に国際社会の関心が集まっている。
特にG20財務長官たちが、ソウル首脳会議での国際通貨基金(IMF)持分の改革を早期完了されると合意したことと関連し、今回の首脳会談を契機に両国実務級の協議が加速化さると見られている。
この他に李大統領は今回の会談で上海万博の開催を祝す一方で、来る2012年の韓国全羅南道の麗水万博の開催の成功のための協力を要請する。
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