![[写真=LGエネルギーソリューション]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/30/20250730161605455646.png)
LGエネルギーソリューションが6兆ウォンに迫るリチウムリン酸鉄(LFP)バッテリーの大型受注に成功した。 業界では米国の電気自動車メーカーであるテスラに供給する契約である可能性が高いと見ている。
LGエネルギーソリューションは30日、5兆9442億ウォン規模のLFPバッテリー供給契約を締結したと公示した。 これは昨年の売上(25兆6000億ウォン)の23.2%に当たる水準だ。 契約日は29日で、供給期間は8月1日から3年間だ。
今回の契約には顧客会社との協議によって供給期間を最大7年まで延長し、物量を追加できるという条項も含まれた。 ただ、LGエネルギーソリューションは経営上の秘密維持を理由に、契約相手は公開しなかった。
業界では供給先としてテスラが有力だという観測が提起されている。 テスラはこれに先立ち、第1四半期の業績カンファレンスコールで、関税負担などを理由に中国産LFPバッテリーを米国内の供給会社の製品に代替する方針だと明らかにしている。
LGエネルギーソリューションは米国オハイオ・テネシー・ミシガン州に生産拠点を備えており、北米地域で生産中のLFPバッテリーはエネルギー貯蔵装置(ESS)用が唯一だ。 これにより、今回の契約もESS用製品である可能性が高いという分析が出ている。
供給物量はセル当たりの価格を85ドルと仮定する場合、約50GWh(ギガワット時)に達するものと推定される。
LGエネルギーソリューションはESS受注拡大に拍車をかけている。 今年3月にはテスラ、アップルなどを顧客会社とするグローバルエネルギー管理会社のデルタ・エレクトロニクスと4GWh規模の住宅用ESSバッテリー供給契約を結んだ。
会社は最近の実績カンファレンスコールで、“電気自動車バッテリーの収益性鈍化をESS成長で補完し、下半期には意味のある実績改善を達成する”と明らかにした。
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