![[写真=蔚山テファ号]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/06/04/20250604161151187882.png)
HD現代重工業が韓国初のICT融合電気推進スマート船舶「蔚山(ウルサン)テファ号」の安全性と運航効率性を高めるための性能改善に乗り出した。 実証基盤技術の高度化を通じ、今後の商業用大型船舶にも適用する計画だ。
HD現代重工業は4日、蔚山情報産業振興院(UIPA)と共に、蔚山テファ号に搭載された「船体構造健全性モニタリングシステム」の性能を向上させるための共同研究に着手したと明らかにした。
蔚山テファ号は蔚山市と産業通商資源省が発注し、HD現代尾浦(ミポ)造船が建造した船舶で、ICT技術と電気推進システムが結合された韓国初のスマート船舶だ。
今回の研究は船舶構造強度と荷重状態をリアルタイムで測定・分析し、安全運航を支援する既存システムを一層高度化することが核心だ。 HD現代重工業とUIPAは分析アルゴリズムを改善してシステム信頼度を高め、センサーが付着されていない位置でも船体構造状態を精密に予測できるよう実証・改善作業を進行する予定だ。
両機関は役割を分担して協力する。 HD現代重工業は自社のICTおよびデータ分析力量を土台にアルゴリズム開発とシステム改善を主導し、UIPAは蔚山テファ号の実際運用環境での技術実証を担当する。
今回高度化されたシステムは、HD現代重工業が建造中のカタールLNG運搬船プロジェクトにも搭載される予定だ。 技術実証を通じて蓄積されたデータを基に、商業運航環境でもスマート船舶技術が安定的に適用できるものと期待される。
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