
韓国銀行が17日、基準金利を現行の2.7%水準に維持した。
同日、韓銀·金融通貨委員会は今年、3回目の通貨政策方向会議を開き、基準金利を2.7%に据え置いた。金通委は昨年10月、11月、今年2月の3回にわたって基準金利の引き下げに踏み切った。
金融通貨委員会が基準金利凍結を選んだのは不安なウォン・ドル為替レートの流れと米国関税政策の不確実性が最も大きな要因として挙げられる。
特に金通委が注目してきた為替変動性はもっとも大きな問題だ。韓国銀行の経済統計システム(ECOS)によると、4月に入って1日平均為替相場の変動幅は12.7ウォン、変動率は0.87%に達した。
相互関税猶予のニュースなどにより為替レートが下落(米ドル安)したものの、対内外の不確実性にいつ再び跳ね上がるか分からない状況だ。
金通委は家計貸し出しとソウル不動産価格の安定可否、不確実な補正予算規模や執行時期、連準の金利引き下げ速度などをさらに見守りながら、5月の通貨政策方向会議で基準金利引き下げを断行するとみられる。
専門家らもウォン・ドル為替レートが多少安定し関税政策にともなう影響が拡大すれば、景気回復のために来月には金通委が金利を引き下げると見通した。
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