2026. 10. 30 (金)

未来アセット証券、日産コ証券の株式100%取得…買収・事業拡大に1006億円投入

  • 未来アセット証券「グローバル事業拡大の重要な契機…リテール事業も推進する」

写真=アジュ経済
[写真=アジュ経済]
 
国産家電・自動車企業にとって、日本は「難しい」市場である。市場規模は大きいが、消費傾向や自国ブランドの好みなど、多くの障害が存在する。グローバル企業であるサムスン電子や現代自動車が日本市場で苦戦している理由である。証券業界も同様で、旧大宇証券やサムスン証券が日本に進出したものの、収益性の悪化で撤退した。リテール市場の違いや現地化の難しさが足かせとなった。

未来アセット証券が日本証券市場への攻勢を開始する。1000億円を投じて日本の証券会社を買収し、現地のリテール市場を狙う計画である。早ければ来年から日本の消費者を対象に本格的な営業を開始する見込みである。

未来アセット証券は、アメリカの子会社USホールディングスを通じて、日本の岡三証券グループから三光証券の株式100%を取得する株式売買契約(SPA)を29日に締結した。
これに伴い、子会社のUSホールディングスに約1006億円(120億円)を出資する。そのうち476億円は三光証券の株式取得代金に充てられる。残りの約530億円は取引完了後にUSホールディングスを通じて三光証券に投入し、日本国内での事業拡大に活用する方針である。

未来アセット証券が買収する三光証券は、東京の中央区に位置する自己売買専門の証券会社である。自己売買とは、証券会社が自己資金で株式などの金融商品を取引し、利益を上げる事業である。三光証券は、昨年5月に個人顧客関連事業をグループ内の他の会社に移管した後、自己売買に集中してきた。三光証券の2026年3月決算基準での純資産は約46億円、純利益は4800万円である。

今回の取引が完了すれば、未来アセット証券は三光証券の既存事業と人員を引き継ぐことになる。三光証券の自己売買部門の従業員の雇用を維持しながら、組織も拡大する計画である。日本で株式・債券の売買や引受などの業務を行うために必要な「第1種金融商品取引業者」の登録も継承する。既存の証券会社を買収することで、現地営業基盤や人員、ライセンスを一緒に確保する形になる。

中長期的にはリテール事業への進出も推進する。関係法令に基づく手続きを踏み、組織と運営体制を整備した後に事業を拡大する構想である。日本では少額投資非課税制度(NISA)など、資産形成を支援する制度が運営されている。未来アセット証券は現地基盤を確保した後、新たな事業機会を模索する方針である。

売主である岡三証券グループとの協力の可能性も開かれている。両社は今後、商品やサービス分野での協力策を議論する予定であり、具体的な内容はまだ確定していない。

今回の買収により、未来アセット証券の海外事業も一層拡大する見込みである。未来アセット証券の海外証券会社の買収は、2024年にインドの現地証券会社「シェアカン」を買収した後、2回目である。未来アセット証券は、先に昨年8月にアメリカのオンライン投資プラットフォーム「パブリックドットコム」の買収も検討していた。

未来アセット証券の関係者は「今回のSPA締結は、日本現地事業基盤を確保し、グローバル事業を拡大する重要な契機である」と述べ、「現地市場と制度に合わせた事業準備を行い、三光証券の既存事業を補強しながら、関係法令に基づく手続きと体制整備を経て、中長期的にリテール事業を推進していく」と語った。



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