2026. 10. 30 (金)

トヨタも年収1000万円、半導体工場ブームで空調業者は1200万円

  • 大企業平均819万円、前年比4.1%増加…キエンス2178万円で1位

  • 技術人材確保・業績改善で賃金上昇…建設・小売年収格差400万円

写真=ゲッティイメージズ
[写真=ゲッティイメージズ]


日本で従業員の平均年収が1000万円(8460万円)を超える大企業が増加している。人材確保競争と業績改善が相まって基本給と賞与の引き上げが続いている。特に半導体工場の建設需要が増加する中で、専門技術を持つ空調設備業者の平均年収は1200万円前後に達した。しかし、業種や企業規模による格差が大きく、高物価の影響で生活が改善されたと感じる人は多くない。

29日、日経新聞によると、子会社を除く従業員数が1000人以上の日本の上場企業741社の2025年度平均年収は819万円で、前年比4.1%(32万円)増加した。平均年収が1000万円以上の企業は76社で、30%(18社)増加し、調査対象の10%を超えた。トヨタや富士通、IHI、大和ハウス工業、日本航空などが新たに名を連ねた。調査は有価証券報告書を基に行われ、2025年7月から2026年6月までに決算期を迎えた企業が対象となった。

平均年収1位は工場自動化機器メーカーのキエンスで2178万円(約1億8424万円)であった。三菱商事が2112万円、三井物産が2058万円で続いた。平均年収が2000万円を超えたのはこの3社のみである。
 

半導体関連業種が注目


賃金上昇が顕著な分野は機械・電気電子・建設関連業種であった。日本金融庁は今年3月決算から有価証券報告書に平均給与の増減率を記載するようにしたが、増加率上位20社のうち半数の10社がこれらの業種に属していた。基本給の引き上げと賞与の拡大に加え、新入社員の初任給引き上げが若手社員全体の賃金水準を引き上げる傾向も見られる。

特に半導体工場に必要な設備を供給・施工する業者が代表的である。半導体用水処理設備メーカーのオルガノの平均年収は1036万円で14%増加した。この会社は大卒初任給を昨年26万9000円から約20%引き上げ、今年は32万5840円まで上げた。世界的な人工知能(AI)ブームの中で、半導体企業の業績が大幅に向上し、関連企業の従業員の年収も大きく増加している。

空調設備工事業者の三木工業の平均年収も14%増加し1228万円に達した。同業の高砂熱学工業やダイダンも1200万円前後で賃金水準が大きく上昇した。半導体生産に使用されるクリーンルームは施工に専門技術とノウハウが必要である。需要が増加する中で、関連業者は発注者との価格交渉で有利な立場に立っている。三木工業は昨年冬の平均賞与を191万円にし、前年より28%増加させ、現場や勤務場所に応じた手当も拡大している。

重工業企業も賃金と人事制度を見直している。IHIの平均年収は23%増加し1000万円に達した。川崎重工業は15%増加し910万円であった。両社は昨年の春季労使交渉(春闘)で労働組合の要求を全額受け入れ、月基本給を1万5000円引き上げた。IHIは若手社員と中堅社員が早ければ1年で昇進できる制度を導入した。60歳以降に再雇用された社員も同じ職務を維持し、定年以前と同じ給与水準を受け取ることができるようにしている。

業績回復が賞与の拡大につながった事例もある。平均年収増加率が最も高かった住友ファーマは27%増の905万円を記録した。治療薬の販売好調により、2023年度3149億円の純損失から2025年度1068億円の純利益に転換し、業績改善を賞与に反映させた。増加率2位のDeNAもゲーム事業の好調に伴い、業績に貢献した社員に特別報奨金を支給し、平均年収が27%増加して1117万円となった。
 

日本も賃金の二極化


しかし、賃金上昇の恩恵は均等に広がっていない。調査対象の従業員数が10万人以上の業種の中で、平均年収が最も高い建設業は982万円で、小売業の574万円より約400万円も多かった。小売業で平均年収が1000万円を超えた企業はユニクロを運営するファーストリテイリング(1250万円)1社のみであった。サービス業の平均年収も599万円にとどまった。

第一生命資産運用経済研究所の新家良樹首席エコノミストは「建設業は専門職が多く、工事に応じて施工できる企業が限られているため、賃金を引き上げて人材を確保する必要性が大きい」と指摘した。小売・サービス業については「競争が激しく、価格を大幅に引き上げることが難しい場合が多く、賃金を上げることも容易ではない」と述べた。

同じ業種内でも業績によって格差が広がった。自動車業界ではトヨタの平均年収が2022年度895万円から2025年度1006万円に増加した。同期間中、経営再建を進める日産自動車は850万円から857万円に増加するにとどまった。

賃金上昇幅は企業規模によって異なり、生活が改善されたと感じる体感も限られていた。日本国税庁によると、中小企業を含む昨年の正規職平均年収は559万円で、前年比2.6%増加した。今回調査した大企業よりも年収水準と増加率はともに低かった。製造業の主要労働組合が加盟する金属労協の金子明宏会長は「すべての労働者が賃金上昇の恩恵を実感しているとは言えない」と述べた。高物価の中で、日本銀行の9月の調査でも、1年前より生活に余裕が生まれたとの回答は4.5%にとどまり、余裕が減ったとの回答は54.4%であった。昨年9月の4.5%、56.1%と比較しても大きな変化はなかった。

今年の春闘でも基本給や大卒初任給を引き上げる企業が相次ぐ中、日本最大の労働組合組織である連合は来年の春闘で賃金引き上げ要求水準を「6%を中心に5%以上」と提示し、今年よりも高くした。賃金引き上げを続ける中で、業種や企業規模による格差をどれだけ縮小できるかが課題となっている。





* この記事はAIによって翻訳されました。
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