2026. 10. 27 (火)

現代自動車グループ、水素車5万台突破…起亜の参入で水素エコシステム強化

  • 国の補助金と地方補助金のマッチングが課題…充電インフラの拡充が必要

現代自動車の写真
[写真=現代自動車]

現代自動車は国内の水素電気自動車の累積販売台数が5万台を突破した。これに続き、起亜も水素車の量産に乗り出し、現代自動車グループの水素モビリティエコシステムの拡大が加速している。グローバル市場での主導権を維持し、産業競争力を高めるためには、補助金の実効性を高め、充電インフラを拡充するなどの政策的支援が必要であるとの指摘がある。

26日、国内完成車業界によると、現代自動車は先月までに国内で合計5万262台の水素車を販売した。具体的には、乗用車(ネッソ)が4万6507台、商用車(エレクシティ・ユニバース・エクシアント)が3755台である。

国内の水素車市場は2018年にネッソが発売されたことを契機に、個人消費者を中心とした乗用部門で基盤を築いた。2019年以降、政府の自治体バスの環境転換政策と連動して商用部門へと外延を広げた。市場調査会社SNEリサーチによれば、現代自動車は2026年上半期時点でグローバル水素車販売の約70%を占めており、独自の優位性を維持している。

現代自動車に続き、起亜も水素車の生産を推進しており、その影響力はさらに大きくなる見込みである。起亜の労使は最近、雇用安定委員会でカーニバルの後継車種に水素車を追加することで合意した。カーニバル水素車は2029年から光明1工場で生産される予定であり、起亜が水素車を生産するのは初めてである。

現代自動車グループの水素車普及拡大は、素材・部品産業の競争力強化と雇用創出に寄与する点で意義が大きい。水素車には約2万個の部品が使用される。バッテリー中心の電気自動車よりも部品数が多く、既存の内燃機関部品企業が蓄積してきた精密加工・組立・素材技術を活用できる。現代自動車が量産中のネッソの主要部品の国産化率は90%以上であり、60社以上の協力会社と安定した供給網を構築している。

業界では市場拡大のために国の補助金と地方補助金のマッチングが必要だと考えられている。水素車の補助金は中央政府が国の予算を確保しても、自治体が地方予算を十分に編成しなければ車両の普及が遅れる。

今年の水素電気乗用車の国の予算編成は6000台であり、9月末時点での地方予算のマッチング量は5093台(84.9%)である。水素バスなどの商用車は国の予算1800台に対して地方予算の確保量が約1270台(70.6%)にとどまり、格差がさらに大きい。低下した執行率は翌年の予算削減につながり、市場の普及余力自体を萎縮させる可能性がある。実際、2027年の予算案では水素車の補助金が執行率の低迷などを理由に5762億ウォンから4457億ウォンに23%削減された。

充電インフラの拡充も必要である。現在、国内の水素車充電所の数は250カ所(商業用)、充電器の数は497台である。全国のガソリンスタンドが1万646カ所、電気自動車の充電器が53万9000台以上であることと比較すると、水素車の充電インフラは依然として初期段階にとどまっているとの診断がある。

業界関係者は「水素エコシステムを維持するためには、乗用車だけでなく商用車と充電網も3拍子揃ってバランスよく発展する必要がある」と述べ、「国内の中小企業育成と雇用創出につながるように編成された予算が現場の制約なしに執行される実効性のある政策環境の整備が重要である」と語った。



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