2026. 10. 15 (木)

ロシアによる日本人記者の拘束と中国資本誘致…クルーリ列島を巡るロシア・日本の対立激化

  • プーチン初訪問後のミサイル訓練・戦勝記念碑設置…中国代表団もエトロフ視察

  • 日本、エネルギー調達・対話の維持に苦慮…強硬措置には制約

クルーリ列島地図写真ゲッティイメージバンク
クルーリ列島地図[写真=ゲッティイメージバンク]


ロシアがサハリンに駐在する日本人記者をスパイ容疑で拘束し、日本と領有権を巡る争いが続くクルーリ列島のエトロフ島に中国資本を誘致する動きが進んでいる。ロシアは8月にウラジーミル・プーチン大統領が初めてエトロフを訪問した後、ミサイル訓練や戦勝記念碑の設置で日本を刺激してきた。

最近の摩擦の発端は、2ヶ月前の8月13日にプーチン大統領がエトロフ島を訪れたことにある。クルーリ列島南端のエトロフ・クナシリ・シコタン島とハボマイ群島は、ロシアが実効支配しており、日本が「北方領土」と呼び返還を求めている地域である。日本政府は強く抗議したが、ロシアは同月20日にエトロフ周辺でミサイル発射訓練を実施したと発表した。9月4日にはハバロフスクにおいて、旧ソ連軍の兵士が日本を象徴する菊の紋章が刻まれた標石を銃で壊す様子を描いた戦勝記念碑が設置された。高市早苗日本総理は撤去を要求した。

対立は今月に入っても続いている。日本は2日、ウクライナ侵攻に対する追加制裁として、ロシアの制裁回避用「影の艦隊」船舶35隻に保険などのサービスを原則禁止することを決定した。軍事関連の33団体と9名も資産凍結の対象に追加した。高市内閣発足後初の対ロ制裁である。ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官は5日、日本が国益よりもアメリカ・ヨーロッパとの連携を選び、独自性のない外交を展開していると批判し、日本が重視する分野に「相応の措置」を講じると警告した。

サハリン州政府は13日、中国の黒竜江省政府関係者と企業人がエトロフ島を訪問したと発表した。日本経済新聞(ニッケイ)によると、彼らは観光施設建設候補地を視察し、ホテル事業やウニ・ナマコの養殖に関心を示した。ロシア側は投資企業に対して一部税金を最長20年間免除するとし、中国側に投資を促した。具体的な訪問日や参加人数は公開されていない。

朝日新聞によれば、第三国代表団が北方領土を訪れるのは異例である。ロシアと日本は2016年の首脳会談でこれらの島の共同経済活動に関する協議を開始することで合意し、翌年には養殖・観光などの事業候補を決定したが、協議は2022年のウクライナ全面侵攻以降中断された。その後、アメリカ・ヨーロッパと日本の制裁を受けているロシアは経済的に中国への依存を高め、政治的にも高市政権を批判してきた中国に同調している。今後、ロシアが中国と連携し対日強硬姿勢を一層強化する可能性もある。

中国もロシアを支持している。プーチン大統領のエトロフ島訪問を事実上支持した。中国外務省は当時、「世界反ファシズム戦争(第二次世界大戦)の勝利の成果は必ず尊重し守られなければならない」と述べた。中露は高市政権の防衛政策を「新型軍国主義」と批判し、日本周辺での軍事的圧力を続けている。
 

ロシア、日本人記者をスパイ容疑で拘束


このような中、ロシア連邦保安局(FSB)は13日、北海道新聞ユズノサハリンスク支局の記者をスパイ容疑で拘束したと発表した。FSBはこの記者が日本の情報機関の指示でクルーリ列島でウクライナ戦争に動員された兵士や支援兵の数などの情報を収集していたと主張しているが、これを裏付ける証拠は示していない。出国前日に拘束された記者はモスクワに移送され、モスクワの裁判所は12月12日までの2ヶ月間の拘束を許可した。有罪判決を受ければ、ロシアの刑法に基づき懲役10年から20年の刑に処される可能性がある。駐ロシア日本大使館と北海道新聞は事実関係を確認中である。

2019年には軍事機密入手疑惑で拘束された共同通信の記者が約5時間後に解放され、2022年には日本の領事館職員が一時拘束された後に追放された。ニッケイは今回の事件が2023年のウォールストリートジャーナル(WSJ)記者の拘束と共通点が多いと指摘した。当時、スパイ容疑で拘束されモスクワに移送されたWSJ記者は16ヶ月後にアメリカとロシアの囚人交換で解放された。ニッケイは今回拘束された記者がロシア外務省に正式登録された特派員であるため、中央当局の意向が働いている可能性が高いとし、拘束をロシアが強化する対日圧力の一環と見ている。

ザハロワ報道官は13日、日本が記者を利用してロシアの安全を脅かす情報を収集していると主張した。続けて「今回が唯一の事例ではない」と述べ、日本に対し対ロ政策の再検討を求めた。ウクライナ侵攻以降、日本の反ロシア路線と再軍備の動きが両国関係の後退を招いているとの主張も展開した。ロシアの独立系メディア「メドゥザ」などは、日本の捜査当局がランサムウェア組織の核心メンバーとして指名されたロシア国籍の男性を逮捕しドイツに引き渡した直後に今回の拘束が行われたとし、両事件を関連付けている。

日本が直ちに取れる手段は多くない。高市総理は13日、中国代表団の訪問について「事実関係を確認中」とし、日本の立場に応じて適切に措置を講じる考えを示した。日本はロシアの管轄権を前提とした紛争地域への立ち入りや第三国の経済活動を認めない立場である。8月のプーチン訪問時も日本は強硬措置を保留した。読売新聞によれば、2010年にドミトリー・メドヴェージェフ当時大統領がクナシリを訪れた際には、2日後に駐ロシア大使を一時帰国させたが、8月にはロシアの態度を変える効果が少なく、事態を悪化させる可能性があるとの判断から召還を見送った。茂木敏充外相も先月「大使召還は考えていない」と述べた。

ロシア産エネルギーの調達と対話の維持が求められるという負担もある。日本資源エネルギー庁によれば、昨年の日本の液化天然ガス(LNG)輸入量の約10%はロシア産であり、日本企業はロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」にも出資している。

読売は中東情勢が悪化する中、経済産業省の関係者が昨年5月にロシアを訪れ、ロシア産エネルギーの輸入拡大を探ったと報じた。日本は8月に大学生などのロシア短期派遣も7年ぶりに再開した。

鶴岡道人慶応大学教授はニッケイに「LNG供給をロシアに依存する理由で領土や主権問題で必要な行動を取れないのであれば本末転倒である」と指摘した。続けてロシア大統領が北方領土を訪問しても日本の別途の措置がなければ「今後訪問のハードルは低くなる」と警告した。





* この記事はAIによって翻訳されました。
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