13日午後、仁川(インチョン)南東区のホームプラス九月店などが入居する大型商業ビルで無差別に凶器を振り回す事件が発生した中、現場に居合わせた市民たちの積極的な対応が二次被害を防ぐ決定的な契機となったことが明らかになった。
去る13日午後1時49分頃、50代後半の男A容疑者が施設の建物地下から地上階にかけて移動しながら、無差別に凶器を振り回した。今回の事件により計8人の負傷者が発生し、近隣の5つの病院に分散搬送された。このうち20代女性1人が心肺停止の状態で緊急搬送されて集中治療を受けており、残りの負傷者7人(女性5人、男性2人など)は中軽傷を負って治療を受けている最中である。負傷者の大半は女性であり、施設の従業員と把握されている。
警察の調査結果、被疑者のA容疑者は過去に元妻に対して凶器を振り回し、殺人未遂罪で懲役4年の実刑判決を受けて服役した前歴がある多犯者であることが確認された。出所後、位置追跡電子装置である電子足輪の装着命令を受け、2029年まで保護観察対象者として管理されていた状態であった。特に、犯行当日の昼まで保護観察官との面談や精神疾患の薬物服薬検査などをこなした後、すぐに犯行場所に移動して犯行に及んだことが調査で分かっている。A容疑者はバッグに多数の凶器を所持しており、両手に凶器をテープでしっかりと縛り付けたまま施設の内部を歩き回り、不特定多数に向けて攻撃を加えた。
この日、大惨事がさらに拡大しかねない緊迫した状況の中で被害を最小限に抑えたのは、現場に居合わせた市民と店舗オーナーたちの迅速かつ勇敢な対応であった。A容疑者が手にナイフを縛り付けたままエスカレーターに乗り、映画館やキッズカフェが密集する上層部へ移動して脅威を続けようとすると、危機感を覚いた店舗の店主や利用客たちはその場から逃げるだけにとどまらなかった。商人や市民たちはトレイや椅子などを直接持って立ち向かい、被疑者の移動経路を遮断してバリケードを構築した。その後、3階のエスカレーター付近などで市民たちが力を合わせてA容疑者を直接床に制圧し、凶器を奪い取って現場に出動した警察に引き渡した。
警察は被疑者のA容疑者を殺人未遂などの容疑で緊急逮捕し、正確な犯行動機や薬物成分の鑑定などを調べており、拘束令状を申請する方針である。社会的監視網を嘲笑うかのように発生した今回の凶器乱動事件は、保護観察制度の実効性に対する深い宿題を残す一方で、危険を冒して隣人を守り抜いた市民たちの義理堅い対応が大きな反響を呼んでいる。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。
