2026. 09. 13 (日)

20代の雇用状況、外貨危機以降最悪の事態に

雇用市場が回復しているという数字の裏には、不都合な現実が存在する。それは、最も雇用を必要とする20代が労働市場から急速に排除されているという事実である。今年1月から8月までの20代の就業者は月平均327万9000人で、昨年同時期より19万3000人減少した。この減少幅は、外貨危機の1998年以来28年ぶりの大きさである。同期間における20代人口の減少率よりも就業者の減少率が大きかった。単に若者人口が減少したからと説明することはできない。

全体の雇用指標と比較すると、問題はさらに明確になる。8月の全就業者は2915万1000人で、1年前より18万4000人増加した。15歳から64歳の雇用率も70.4%で、8月の基準では過去最高を記録した。しかし、若年層の雇用率は44.1%で、1年前より1.0ポイント低下し、就業者は14万3000人減少した。全体の雇用市場は持ちこたえているが、若者にはその温もりが伝わっていないのである。

さらに懸念されるのは、若者の雇用難が一時的な景気低迷を超えて構造的な問題に固まっている点である。企業の採用方式が変わった。大規模な定期公募よりも随時・経験者採用が広がり、労働市場に初めて入る若者たちの居場所が狭まっている。企業側では、教育や訓練にコストがかかる新入社員よりも、すぐに業務に投入できる経験者を好む傾向が強まっている。

産業構造の変化も若者にとって不利である。製造業や建設業の雇用不振が続く中、人工知能(AI)やデジタル転換が事務・情報通信分野の初級職まで変えている。過去に企業に入って経験を積み、専門人材として成長していたいわゆる『エントリーレベル』の職自体が減少する可能性に警戒すべきである。

初めての就職が遅れると、その衝撃は数ヶ月や数年で終わらない。労働市場への参入が遅れると、経験を積む機会を失い、賃金上昇の時期も後ろにずれる。収入がないため、消費や結婚、出産、住居の確保も遅れる。若者の雇用問題が少子化や内需不振、潜在成長率の低下につながる理由である。

政府も若者雇用対策を打ち出しているが、政策の焦点をより明確にする必要がある。短期的な雇用を増やして就業者数を埋める方法では不十分である。若者が民間企業に入って経験を積み、長期間働けるように労働市場の参入路を広げる必要がある。企業の新入社員採用や教育負担を軽減し、インターンや職業訓練が実際の就職につながるようにしなければならない。AIや半導体、バイオ、エネルギーなど成長産業の人材育成と採用を結びつける政策も必要である。

企業も変わるべきである。すべての企業が経験者のみを求めるなら、経験者はどこで生まれるのか。誰かが若者に最初の機会を与えなければならない。新入社員採用や人材育成をコストとして見るのではなく、未来の競争力のための投資として認識すべきである。政府も企業に若者採用を訴えるだけでなく、企業が投資し、人を採用できる環境を整える政策能力を集中させるべきである。

外貨危機以降、最も大きな20代の就業者減少という記録を軽視してはならない。1998年の雇用ショックが経済危機によって生じたものであったなら、今は人口構造や産業転換、採用方式の変化が絡み合った構造的問題である。若者にとって最も重要な福祉は結局のところ雇用であり、若者の雇用は韓国の未来の成長率である。今、政府が注目すべき数字は、18万4000人増加した全就業者よりも、19万3000人減少した20代の就業者である。若者が再び労働市場に入ることができる扉を広げることが、今の雇用政策の最優先課題であるべきだ。

写真:聯合ニュース
[写真:聯合ニュース]




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