2026. 09. 12 (土)

ケニアの鉄道事業、9年ぶりに黒字転換

習近平中国国家主席が2024年9月、ウィリアム・ルトケニア大統領と北京人民大会堂で握手を交わしている。写真=新華社
習近平中国国家主席が2024年9月、ウィリアム・ルトケニア大統領と北京人民大会堂で握手を交わしている。写真=新華社
中国の代表的なアフリカ一帯一路事業であるケニアのモンバサ-ナイロビ標準軌鉄道(SGR)は、開通以来9年間、常に「中国の債務の罠」として西側から批判されてきた。この鉄道は2017年の開通以来、初めて営業黒字を記録した。

ケニアSGRは2018年の開通翌年から西側の標的となった。当時、一部の西側メディアは、中国がアフリカ諸国に返済困難な大規模な借款を提供し、港や鉄道などの戦略資産を担保に取るいわゆる「中国の債務の罠」論を提起し、SGRはその代表例として挙げられた。事業性のない路線にケニアが巨額を借り入れ、負債だけを抱えることになるとの懸念が続いた。

SGRを運営するケニア鉄道公社(KRC)は、2025~2026会計年度に営業利益32億ケニアシリングを記録したと、中国の官営メディアである環球時報がアフリカビジネスデイリーを引用して11日に報じた。営業利益は日本円で約335億円に相当する。SGRが営業黒字を出したのは2017年の開通以来初めてである。

KRCの発表によると、この期間中のSGRの貨物輸送量は820万トンで、開通9年目にして最大値を記録した。貨物輸送量の増加に加え、運営の信頼性向上、モンバサ港の貨物出荷効率の改善、資産回転時間の短縮、顧客対応とサービス提供能力の強化が業績改善に寄与したと分析されている。車両利用率が70%に達し、車両運用の経済性も向上した。

環球時報は今回の黒字転換を、開通初期から提起されていた債務の罠論に対する実績での回答と評価した。

一方、SGR開通翌年の2018年に論争が起こると、中国政府と学界は相次いで反論に乗り出した。当時、環球時報は専門家の寄稿を通じて「インフラ事業は需要を先取りして建設することが開発の基本常識であり、水力発電所・鉄道・高速道路などの大規模インフラは、数十年から100年後の需要まで考慮して建設されるべきである」と説明した。中国外交部も公式ウェブサイトで、中国の対アフリカ投資はインフラ事業中心であり、速度は遅くなる可能性があるが、長期的には有効資産として該当国に利益をもたらすとの見解を示した。



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