2026. 08. 28 (金)

キオクシア、AIメモリ投資に1兆円を投じ新工場建設へ

  • 岩手県北上市に3つ目の生産棟を建設、2029年以降稼働

  • NAND世界3位、サムスン・SKハイニックスに対抗、日本政府の補助金も活用

写真=AFP・共同通信
[写真=AFP・共同通信]


世界第3位のNANDフラッシュメモリメーカーである日本のキオクシアは、人工知能(AI)需要の増加に対応するため、岩手県に1兆円(約9兆ウォン)以上を投資して新たな半導体生産施設を建設する。これは業界1位と2位のサムスン電子とSKハイニックスによる韓国での大規模な増設投資に対抗するものである。日本政府は経済安全保障の観点から半導体の国内生産拡大を推進しており、経済産業省の補助金も投入される見込みである。

27日、日本経済新聞によると、キオクシアは岩手県北上市の工場に3つ目の生産棟を建設することを決定した。キオクシアの経営陣はこの日、首相官邸を訪れ、投資計画を発表する予定である。新たに建設される生産棟では、データの長期保存に使用されるNANDフラッシュメモリを量産する。AIの普及に伴い需要が急増している高性能製品の生産を加速するための措置である。

オタヒロオキオクシア社長は、6月の投資説明会で新生産棟の建設について2029年以降の稼働を視野に入れて「議論を始めている」と述べた。当時は検討段階であった計画が、2ヶ月余りで具体化したものである。会社はすでに製造設備メーカーなど一部の取引先と新生産棟に導入する設備供給について協議を始めている。

キオクシアは日本で三重県四日市工場と岩手県北上市工場の2つを生産拠点としている。今回の投資により、北上市工場には3つ目の生産棟が設けられる。投資にはアメリカのメモリメーカーであるサンディスクも参加する。

キオクシアは金額ベースで世界のNANDフラッシュ市場でサムスン電子とSKハイニックスに次いで3位である。サムスン電子とSKハイニックスが韓国で大規模な増設投資を相次いで発表する中、キオクシアの投資動向にも注目が集まっていた。今回の1兆円規模の投資決定により、キオクシアもAI需要を狙ったメモリ増産競争に本格的に参入することとなった。

日本政府の半導体産業育成策も今回の投資の背景にある。高市政権は半導体を17の戦略分野の一つに指定し、経済安全保障の観点から国内生産の拡大を支援している。キオクシアも今回の投資に経済産業省の補助金を活用する見込みである。1兆円を超える大規模な投資が決定されたことで、日本の半導体生産基盤の強化にも力が入ることとなった。

一方、キオクシアはSKハイニックスが実質的な最大株主となっている。キオクシアは11日に公表した内容で、前最大株主である東芝のキオクシア株式が3日付で従来の14.48%から14.12%に減少したと明らかにした。これにより、SKハイニックスが参加している特別目的会社(SPV)BCPEパンゲアケイマン2(キオクシア株式14.19%)が最大株主となったと伝えた。

ただし、SKハイニックス側はキオクシアの経営参加には距離を置く意向を示している。
 



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