2026. 08. 13 (木)

3兆円の大型プロジェクトも単独入札…東京の整備事業「変わる受注公式」

  • 目黒・成数などに2兆〜3兆円規模のプロジェクトが続々登場

  • 主要5カ所の予定工事費は10兆円を超える

  • 工事費・金融負担により建設会社の選別受注が進む

目黒アパート9・10団地の全景写真
目黒アパート9・10団地の全景[写真=目黒区・聯合ニュース]
 
今年下半期、東京の整備事業市場には2兆〜3兆円規模の超大型プロジェクトが続々と登場しているが、実際には建設会社間の受注競争はほとんど見られなくなっている。現場説明会には複数の建設会社が参加するが、本入札では1社のみが残り、落札できず再入札を経て随意契約に移行する「単独入札公式」が繰り返されている。

12日の整備業界によると、今年1月から7月までの間に、10大建設会社が参加した東京の整備事業入札25件のうち、実際に複数の建設会社が競争したのは3件に過ぎなかった。工事費や金融コストの負担が増加し、大手建設会社が収益性と受注可能性の高いプロジェクトに集中する「選択と集中」戦略を強化した影響と考えられる。

10日、東京・目黒区の目黒10団地再建築の施工会社選定の一次入札は、現代建設の単独応札で不落となった。既存の2160戸を最高40階、4248戸に再建築する事業で、予定工事費は2兆6135億円である。現場説明会には6社が参加したが、入札書を提出したのは現代建設のみであった。韓国土地信託は2次入札に参加する予定であり、再入札でも競争が成立しなければ随意契約を進める可能性がある。

下半期市場に登場するプロジェクトの規模はかつてないほど大きい。目黒13団地は予定工事費2兆3763億円、成数戦略整備区域2地区は2兆137億円、成数3地区は1兆8275億円、目黒12団地は1兆7888億円規模である。目黒10・12・13団地と成数2・3地区など主要5プロジェクトを合わせると約10兆6200億円に達する。

さらに、目黒最大の再建築プロジェクトである14団地も加わる。既存の3100戸を5123戸に再建築する事業で、工事費は3兆円を超えると予想されている。9月に施工会社選定の入札公告を目指して手続きが進行中であり、現在の予想規模通りであれば、目黒10団地を超えて下半期整備事業の最大の目玉となる見込みである。現代建設とDL E&C、大宇建設などが潜在的な受注候補として挙げられている。

汝矣島シムボンアパートも25日に施工会社入札を締切る。総2491戸規模で再建築され、5月の現場説明会には三星物産、GS建設、大宇建設、IPARK現代産業開発など7社が参加した。予定工事費は3.3㎡当たり1150万円で、総事業費は約1兆5000億円とされている。

 
成数戦略整備区域の鳥瞰図
成数戦略整備区域の鳥瞰図 [写真=東京都提供]
問題は、事業規模が大きくなるほど受注競争が激化するという当初の予想とは裏腹に、競争入札がむしろ消えている点である。建設会社は「大物」であれば無条件に飛び込むのではなく、受注可能性と収益性を考慮して一部に集中している。

成数3地区がその代表例である。初回の現場説明会には三星物産、金湖建設、第一建設などが参加したが、再入札のための2回目の現場説明会には三星物産のみが姿を見せた。2回の競争が成立しなかったため、三星物産との随意契約の可能性が高まっている。

それでも、31日に入札を締切る成数2地区には競争の可能性が残されている。先月の現場説明会にはDL E&CとIPARK現代産業開発が参加した。業界ではDL E&Cがより積極的に動いているが、実際の競争成立の可否は入札締切まで見守る必要があるとの見方が出ている。

同日に入札を締切る目黒12団地の現場説明会にはGS建設、大宇建設、ポスコE&C、IPARK現代産業開発など4社が参加した。この中でGS建設はグローバル設計事務所と協力した特化設計を先行して公開するなど、最も積極的な姿勢を見せている。入札保証金は800億円である。

業界関係者は「大規模な事業に入札するためには数百億円の現金保証金を用意しなければならず、設計や金融条件、組合員の特典などを準備するのにかなりの費用と人員が投入される」とし、「目黒の場合、14の団地が予想以上の速さで同時に施工会社選定に入っており、大手建設会社ですらすべての事業に対応するのが難しくなっている」と説明している。



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