2026. 08. 12 (水)

「5択の大学入試には未来がない」…国教委、'大学入試制度'現場討論会を開催

  • インチョン教育庁と共同主催…学生・保護者・教員など100名以上参加

  • 「1秒で答えを見つけるAI時代…記述・論述型導入問題を技術で解決」

金東鎮大学入学制度特別委員会委員が未来社会に備えた大学入試制度の方向性について発表している。
金東鎮大学入学制度特別委員会委員が未来社会に備えた大学入試制度の方向性について発表している。 [写真=国家教育委員会]

定められた時間内に5択の客観式正解を選ぶ現行の大学入学試験と相対評価中心の内申制度から脱却すべきだという主張が教育現場で提起された。人工知能(AI)時代をリードする創造的な人材を育成するため、国家教育委員会は全国の現場を回り、記述・論述型評価導入など未来の大学入試制度の方向性について国民とのコミュニケーションを本格的に始めた。
 
国教委はインチョン広域市教育庁と共同で11日、インチョンコラボマイスコンベンションセンターで『国民と共に描く未来の大学入試制度』現場討論会を開催した。中長期国家教育発展計画の策定を前に、今回のイベントには地域の学生や保護者、教員など100名以上が参加し、深い議論が展開された。
 
チャ・ジョンイン国教委員長は挨拶の中で「人工知能技術が日々進化する大転換期に、学生に必要なのは知識の暗記力ではなく、深く考え、質問する探求精神と創造力である」と述べ、「現在の大学入試制度が未来社会に十分に備えられているのか、さらに進むべき核心的な方向は何か、知恵を集めてほしい」と呼びかけた。
 
ド・ソンフンインチョン市教育監は「単に知識が多い人よりも、自ら質問し、考えを自分の言葉で表現する『生きた探求者』を育てるべきである」とし、「AIは探索を助けるだけで、最終的な判断は人間が行うべきであり、インチョン教育庁はこれを実現するために『読書・歩行・執筆(読・歩・書)AI』教育を核心政策として推進している」と述べた。
 
「現在の教育課程、内申・大学入試と矛盾…急がない改編が必要」
1部の発表では、現行の大学入試制度の矛盾と改編方向に関する厳しい指摘が続いた。キム・ドンジン国教委大学入試制度特別委員会委員(ドンサン高校教員)は『未来社会に備えた大学入試制度の方向性』について発表し、「AIが1秒で解く5択の誤答を見分ける訓練を我々の子どもたちは12年間繰り返している」とし、「数学1問につき3分20秒、他の科目は1分30秒以内に解かなければならない大学入試では、真の思考力を測ることはできない」と批判した。
 
続けて「現在の教育課程は創造的思考力を強調しているが、内申は相対評価で順位を付け、大学入試は高難度の客観式で出題されるという深刻な矛盾が生じている」とし、「短期的な成果に急ぐあまり現場の混乱を招かないよう、十分な準備を基に教員の専門性を中心にした『急がない改編』が必要である」と強調した。
 
「採点負担を軽減した教員、個別フィードバックを提供する『成長コーチ』に生まれ変わる」
続く発表で、イ・ミンソク国家人工知能戦略委員会教育人材分科委員長は『AI基盤の記述・論述型評価』の青写真を示した。この分科委員長は「学生、保護者、教員など大多数が正答中心の評価改善と過程・探求中心の記述・論述型評価拡大を強く望んでいる」とし、「これまで記述・論述型評価の全面導入を妨げていた採点の時間、コスト、信頼性の問題をAI技術で解決できる」と説明した。
 
彼は技術的な懸念について「AIは評価基準に基づいて採点の草案を作成するツールに過ぎず、最終的な得点判断と確定権限は全て教員にある」と線を引き、「膨大な採点負担を軽減した教員は、個別学生の弱点を把握し、カスタマイズされたフィードバックを提供する『成長のコーチ』に生まれ変わるだろう」と見込んだ。
 
発表後には小グループ討論が続いた。参加者全員が未来社会に備えるための現行評価制度の適切性を検討し、大学入試制度の核心的方向性について議論した。特に今回の討論には円滑な討論と合意過程を助けるために専門の討論進行者(ファシリテーター)が参加した。
 
一方、国教委は今回のインチョン討論会を皮切りに、今後20日に全南・光州(キムデジュンコンベンションセンター)、26日に大邱(ホテルラオンジェナ)で現場討論会を順次開催する。討論会と国民参加委員会の熟議を経て、広範な社会的合意に基づいて策定された大学入試制度改編案は、来年3月に発表される『中長期国家教育発展計画』に最終的に反映される予定である。




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