2026. 07. 16 (木)

国土交通省、宅配便の不正契約実態を調査…標準契約書の回避を防ぐ

政府セジョン庁舎 国土交通省の全景
政府セジョン庁舎 国土交通省の全景 [写真=ユ・デギル記者]

国土交通省は、宅配便の現場における不正契約の実態を調査することを発表した。標準契約書の趣旨を回避する不公正な契約事例が確認された場合、厳正な措置を講じる方針である。

国土省は、最近一部の宅配営業所で休日なしの連続勤務を明記した合意書の作成など、不正な契約事例が報じられたことを受けて、全国規模での現場実態調査に着手すると15日に明らかにした。

国土省は、宅配便従事者の権益を保護し、公正な市場秩序を確立するために、違反が疑われる営業所を対象に現場調査を実施する。違反が確認された場合、関連法令に基づき改善命令や過料の徴収などの措置を講じる計画である。

国土省は、6月から宅配業務の委託契約時に標準契約書または標準契約書に基づいて作成した委託契約書の使用を義務化した。契約書には、委託区域、委託期間、委託業務など、宅配従事者保護のための主要事項を必ず含めることが求められている。

しかし、最近では標準契約書の形式的要件は満たされているものの、別途合意を通じて不公正な条項を新設したり、回避的な方法で長期連続勤務を引き起こす疑いのある事例が確認されている。国土省は、このような事例が標準契約書の義務化制度の趣旨を損なう可能性があると考えている。

全国の現場調査は、現場からの情報提供に基づいて行われる。国土省は、まず全羅北道全州地域の宅配営業所の不正契約疑惑から調査を開始した。

さらに、国土省は現場の意見を収集し、標準契約書の回避適用事例が発生しないよう制度改善も推進する。必要に応じて標準契約書の改正などの補完策を講じる計画である。

宅配業界の長時間労働問題が繰り返し提起されているため、標準契約書制度が現場で実質的に機能するためには、契約書以外の別途合意書も含めて管理する体制が必要であるとの指摘がある。

シム・ジヨン国土省物流政策官は、「標準契約書の主要事項義務化制度が現場に定着する過程で、制度の趣旨を損なう恐れのある運用事例を厳密に点検している」と述べた。

続けて、「今回の全国単位の点検を契機に、現場の未遵守事例を厳正に是正し、利害関係者の意見を収集して不正行為を根本的に防止できるよう、制度を継続的に補完していく」と語った。



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