2026. 07. 03 (金)

ペット保険市場の熱気が冷却…保険会社も慎重論

  • 大手損保会社も赤字負担増加

  • 変動する診療費に損害率リスク持続

写真=聯合ニュース
[写真=聯合ニュース]
保険会社が将来の成長エンジンとして期待していたペット保険市場の熱気が、最近急速に冷却している。標準化されていない動物病院の診療費により、損害率リスクが依然として解消されていない中、金融当局の介入による商品均一化が消費者の加入意欲を低下させているとの評価がある。

2日、アジュ経済の取材を総合すると、大手損害保険会社の一部はペット保険商品で赤字を出していることが確認された。初期市場の先取り過程で攻撃的に保険料を設計した契約が累積した影響と分析される。

このため、大手損害保険会社はペット保険事業戦略を全般的に再検討する雰囲気が漂っている。初期のように攻撃的なマーケティングを続けるのではなく、商品運営自体を保守的に進めようとする傾向が明確になっている。新規顧客を獲得するための広告・マーケティング費用さえも負担であるとの声がある。ロッテ損害保険は昨年、ペット保険商品の販売を中止した。

ペットを飼う世帯が着実に増加している中、ペット保険の新契約件数も増加傾向にあるが、ペットの個体数に対する加入率は依然として2%台にとどまり、市場の成長に比べて実際の普及速度は遅い状況である。

業界では、ペット保険市場の成長の構造的限界として、動物病院ごとの診療費体系の非標準化が最大のリスクとされている。同じ疾患でも病院ごとに診療費のばらつきが大きく、保険会社が適正な保険料と損害率を算定するのが難しいという。

農林水産食品部の動物病院診療費用現況調査によると、ペット(体重5㎏基準)の全国初診料は最低1000ウォンから最大6万1000ウォンまで61倍の差がある。価格のばらつきが大きい構造では、保険会社が特定の平均値を基準にリスクを算定することが難しく、結局、相対的に高い診療費水準を基準に保険料を設定せざるを得ない。

さらに、金融当局が損害率管理の観点から再加入周期1年、最低自己負担率30%などのガイドラインを適用したことで、保障水準まで制限され、消費者と保険会社の双方にとって商品魅力が低下した。保険会社にとっては長期契約による安定した収益確保が難しくなり、消費者にとっては自己負担が増加し、実質的な保障の体感効果が低下したとの分析がある。

保険業界では、ペット保険市場が成長するためには、動物診療費の標準化、診療コードの整備、医療データの蓄積、保険金請求のコンピュータ化などが先行する必要があると口を揃えている。

保険業界関係者は「ペット保険活性化の最大の障害は病院ごとに異なる診療費体系である」とし、「保険会社が損害率を予測し、適正な保険料を算定するためには、診療費を管理・標準化できるコントロールタワーが必要である」と述べた。



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