2026. 07. 02 (木)

KT、量子コンピュータ時代に備え…量子耐性暗号の能力を強化

写真=KT
[写真=KT]


KTは量子暗号事業戦略を量子鍵配布(QKD)中心から量子耐性暗号(PQC)まで拡大する。昨年は実証とテストベッド構築に集中したが、今年は国家暗号システムの転換に対応できるPQC能力の確保と事業化に重きを置く姿勢を示している。

KTは1日、ソウルの鍾路区で記者懇談会を開き、このような量子暗号事業戦略を紹介した。会社はQKDとPQCを組み合わせた『量子セーフネットワーク(Quantum-Safe Network)』を中心に公共・国防分野の事業を拡大し、量子コンピュータ時代に備えた統合セキュリティシステムの構築に乗り出す計画である。

量子暗号通信は量子力学の特性を活用してデータを保護する次世代のセキュリティ技術である。QKDは暗号鍵の伝達過程のセキュリティを強化する技術であり、PQCは量子コンピュータでも解読が困難な暗号アルゴリズムである。業界では、これら二つの技術を同時に適用する方式が次世代通信セキュリティの鍵と評価されている。

昨年はQKDを基盤とした実証とテストベッド構築が中心であったが、最近ではこれを基にPQCを組み合わせたセキュリティシステムの構築と関連能力の確保も進めている。

KTはこれを実現するためにQKDとPQCを組み合わせた量子セーフネットワークを構築している。ネットワークの伝送区間にはQKDを適用し、暗号鍵の伝達を保護し、サービス・接続区間にはPQCを適用して暗号アルゴリズム自体の安全性を確保する方式である。既存の通信網との互換性を維持しながら段階的に量子セキュリティを適用できるのが特徴である。

事業も実証を超えて商用化段階に拡大している。KTは今年、量子耐性暗号の試験転換事業を通じて国防の主要システムにPQC基盤のセキュリティシステムを適用しており、ドローンやCCTV、監視システムなど多様な環境で技術を検証している。約300kbps級のQKD技術と無線QKD4.8kmの実証も完了しており、これを基にQ-VPNや伝送網セキュリティなどのサービスを拡大する計画である。

KTの関係者は「過去には量子暗号を機器事業中心でアプローチしていたが、今は量子耐性暗号を含むセキュリティ能力の確保が最も重要な課題となった」と述べ、「QKDとPQCを組み合わせた統合セキュリティシステムを基に量子コンピュータ時代に備えた事業を拡大していく計画である」と語った。

一方、KTはこの日から4日までソウルの東大門デザインプラザ(DDP)アートホールで開催される『クオンタムコリア2026』に参加する。





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