2026. 07. 02 (木)

検察の令状請求権を制限する刑事訴訟法改正案に対する法曹界の懸念

  • 警察の申請範囲に制限…憲法裁判所の判断・法務省の意見と衝突

  • 市民構成の公訴審議会・重大違法捜査の公訴棄却も議論の的

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上記の画像は記事理解を助けるためにGPTベースの画像生成ツールで作成した仮想画像です。 [写真=チャットGPT]

民主党などの与党系議員が提案した刑事訴訟法の全面改正案について、法曹界では検察の憲法上の令状請求権や起訴権を制限する「独毒条項」が含まれているとの批判が高まっている。検察の直接・補完捜査権の廃止を超え、令状請求権の行使範囲を法律で制限し、一般市民が重要事件の起訴の可否を決定する内容などが、刑事司法制度の根幹を揺るがす可能性があるとの指摘がある。

1日、法曹界によると、金容民民主党議員と朴恩晶国民革新党議員など与党系議員12名は先月26日、刑事訴訟法改正案を共同提案した。現行の493条項のうち106条項を改正する全面的な改正案である。

改正案の核心は、検察の直接・補完捜査権を廃止し、捜査主体を司法警察官に一本化することである。これに加え、検察の令状請求権の行使範囲を制限し、公訴審議会を新設するなど、起訴手続きにも大きな変化が含まれている。

法曹界が最も懸念している点は、検察の捜査段階の権限とされる令状請求権の制限である。

改正案は、検察が司法警察官が申請した範囲内でのみ令状を請求できるように規定している。現行の刑事訴訟法は、検察の直接請求と司法警察官の申請に基づく請求の両方を認めているが、改正案は事実上、令状請求権の行使を警察の判断に従属させる構造となっている。

これは憲法上の権限と衝突する可能性があるとの指摘がある。

憲法裁判所は2023年、法務大臣や検察官らが提起した権限争いの審判において、検察の捜査権は法律上の権限であるが、令状請求権は憲法上の権限であると判断した。法曹界では、憲法が保障する検察の令状請求権を法律で制限する場合、違憲法律審判の対象となる可能性があるとの意見が出ている。

実際、法務省も国務総理の下にある検察改革推進団で刑事訴訟法の改正を議論する過程で、「憲法上の権限である検察の令状請求権を法律で制限することは違憲の恐れがある」との趣旨の意見を示したとされている。

財政地検のある部長検察官は「検察の令状請求権を実質的に制限する立法は、憲法上の令状主義と衝突する可能性がある」と指摘した。

公訴審議会の新設も代表的な論争点の一つである。

改正案は各地方裁判所に一般市民9名で構成される公訴審議会を設置し、検察の起訴・不起訴処分を審議・議決することとした。審議会が検察の不起訴処分とは異なり起訴が必要であると議決した場合、裁判所が指定した弁護士が公訴を提起し、逆に不起訴を議決した場合は新たな重要証拠が発見されない限り、検察は同じ事件を再起訴できないこととした。

法曹界は重要事件の起訴の可否は高度な法律的判断が必要な領域であるため、一般市民に決定権を与えることは刑事司法制度を揺るがす危険な実験であると懸念している。

検察改革推進団の顧問を務めた楊洪錫弁護士は「公訴提起には証拠と法律に関する専門的な判断が必要であり、一般市民にそれを期待するのは難しい」とし、「説明の仕方や雰囲気によって結論が左右される可能性もある」と述べた。

「重大な違法捜査」があった場合に法廷が公訴棄却を宣告する条項も論争を呼んでいる。

改正案は重大な違法捜査が認められた場合に公訴棄却判決を宣告することを規定しているが、実際には重大な違法捜査の基準は示されていない。

法曹界は判断基準が不明確であれば、別途違法性判断手続きが繰り返され、裁判が長期にわたって遅延する可能性があると見ている。

西大門のある弁護士は「違法捜査の有無をまず確定しなければ公訴棄却の可否を判断できない」とし、「本案裁判が数年間中断される実務上の問題が発生する可能性もある」と述べた。

今回の改正案は検察改革の最終段階として進められる刑事訴訟法改正の議論の出発点としても注目されている。

政府は国務総理室の下にある検察改革推進団を通じて補完捜査権の存廃などを検討したが、別途政府案を提出せず、国会の議論を尊重することにした。そのため、今後の立法議論は国会法制司法委員会を中心に進められる見込みである。

与党系は改正案を通じて捜査と起訴を分離し、検察権限を縮小して公正で責任ある刑事司法制度を構築する考えである。

法曹界では検察の憲法上の令状請求権の制限や公訴審議会の導入、重大な違法捜査の公訴棄却条項などが法案審査の核心争点になると見ている。特に刑事司法制度全般に影響を与える制度であるため、十分な法理検討と社会的議論が先行されるべきだとの声が続いている。




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