2026. 06. 24 (水)

IAEA復帰で合意も…米・イラン、核心の核問題は後回し

  • IAEA査察団の復帰に合意…高濃縮ウランの処理は今後の議論

  • 初会談の議題はホルムズ・レバノン管理…60日合意の長期化の可能性

AIによって生成された画像
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米国とイランは、終戦に関する覚書(MOU)締結後、初の高官級会談を開催したが、核心的なイラン核問題は本格的な交渉段階に入らなかった。両者は国際原子力機関(IAEA)査察団のイラン復帰には合意したが、高濃縮ウランの処理や今後のウラン濃縮制限などの重要事項は後の議論に回された。

22日(現地時間)、AP通信やニューヨークタイムズ(NYT)、ウォールストリートジャーナル(WSJ)、アクシオスなどによると、JD・バンス米副大統領とアバス・アラグチイラン外相はスイスでMOU履行のための初の高官級会談を行った。バンス副大統領は会談後、「イランがIAEA査察団の復帰を許可することに合意した」と述べ、これをイランの核兵器プログラムを終わらせるための第一歩と評価した。

IAEA査察団の復帰は今回の会談で確認された最も具体的な成果である。イランは2018年にドナルド・トランプ米大統領が2015年のイラン核合意(JCPOA)を破棄して以来、IAEAとの協力を段階的に縮小してきた。昨年、米国のイラン核施設攻撃以降、損傷した施設や高濃縮ウランの保有状況に対する国際的な監視も制限された。

ただし、査察再開が直ちに核問題の解決を意味するわけではない。米国はイランに対し、高濃縮ウランの処理と今後の濃縮能力の制限を求めているが、イランは「平和的な核利用権を放棄することはできない」という立場を維持している。ウランの搬出や希釈、濃縮停止の範囲、核施設へのアクセス権などは、依然として今後の交渉で扱うべき課題である。

今回の会談の焦点は核交渉よりもMOUの履行管理に近かった。両者はホルムズ海峡の自由航行の保障、イスラエルとヒズボラ間の停戦維持、レバノンの衝突拡大防止策を主要な議題として議論した。MOU締結で一旦は決着したと見なされていた地域の安全問題が、初会談から再び交渉のテーブルに上がった形である。

これはMOUの履行自体が初期から揺らいでいる状況を反映している。会談は当初19日に開催される予定だったが、レバノンでイスラエルとヒズボラ間の衝突が再発し、イランがホルムズ海峡の制御可能性を再び言及したため、一度延期された。イランはイスラエルのレバノン攻撃を問題視し、米国がMOUに基づく停戦の履行を保証できていないと反発した。

両者は会談結果を前向きに評価したが、強調点は異なった。バンス副大統領はIAEA査察団の復帰と核検証の進展を強調した。一方、アラグチ外相はレバノン戦争終結の議論と対イラン制裁の緩和、凍結資産問題を主要な成果として挙げた。

米国メディアの評価も分かれた。WSJは「IAEAのイラン復帰が戦争を永続的に終わらせるための核心的な問題で進展があったことを示している」と評価した。一方、NYTは「査察団の復帰だけでは高濃縮ウランの処理や今後の濃縮禁止問題を解決できない」と指摘した。アクシオスも「米国の情報機関内で完全な核合意の成立可能性に懐疑的な見方が残っている」と伝えた。

米国とイランはスイスに実務交渉団を残し、今後の議論を続けることにした。今後の交渉では核検証の方法や濃縮制限、ホルムズ海峡の通航保障、レバノンの停戦維持、制裁緩和の範囲が共に扱われる見込みである。



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