2026. 06. 21 (日)

SKハイニックス、学歴制限を撤廃した新卒採用を発表

  • 大卒エンジニア「学士・修士・博士の努力が過小評価されている」

  • 半導体基礎知識の欠如懸念「社内教育費が増加する可能性」

写真=聯合ニュース
[写真=聯合ニュース]


SKハイニックスは新卒採用において学歴制限を全面的に撤廃する採用革新案を発表したが、社内の技術職社員を中心に懸念や反発の声が広がっている。職務能力中心の人材選抜という趣旨には共感しつつも、既存の高学歴取得者に対する逆差別問題や実務現場の混乱を指摘する声が上がっている。

19日、業界によると、SKハイニックスの大卒エンジニアを中心に構成された技術職の匿名掲示板やオープンチャットでは、学歴制限撤廃政策に対する不満の声が上がっている。SKハイニックスに入社するために学業に専念し、大学進学後も高い成績管理や修士・博士号取得に長い時間を投資してきた社員たちが相対的な剥奪感を訴えている。

社内のある社員は「厳しい入試と学位過程を経て能力を証明して入社した」とし、「事実上高卒エンジニアの採用が可能になった状況で、これまで学士や修士・博士課程にかけた時間と費用が過小評価されているように感じる」と述べた。

別の社員は今回の措置を過去の公的機関の正規職転換過程で起きた『仁川国際空港公社(仁国公)事態』に例え、「努力の価値が損なわれた」と批判した。

SKハイニックスは17日から始まった新卒採用の随時採用から『4年制学士号以上の応募可能』という資格要件を全面的に撤廃し、職務能力のみを評価する『オープン採用』を導入した。学歴の壁を取り払い、実際の職務遂行能力と成長可能性の高い人材を選抜するという趣旨である。

しかし、既存の社内構成員の間では懸念の目も交錯している。実務現場で職務能力が不足する可能性があるという現実的な指摘である。半導体製造技術および研究開発(R&D)職務の特性上、高度な理工系基礎知識が必須であり、学歴検証段階がなくなる場合、実務投入時に格差が生じる可能性があるという理由からである。

工程部門のエンジニア社員は「半導体プロセスは大学レベルの物理、化学、材料工学などの理解が基盤となるべきだ」とし、「基本教育課程を修了していない人材が配置された場合、社内教育費用と期間が増加する可能性がある」と指摘した。

賃金体系の不確実性も解決すべき課題として挙げられる。現在、大卒学士および修士・博士号に合わせて細分化されている既存の賃金テーブルと昇進体系を高卒および専門学校卒の採用者にどのように適用するかについて具体的な代案が見えていないという指摘である。学位の有無に基づく報酬体系が明確に確立されない場合、将来的に新たな内部対立の触媒となる可能性があるとの分析も出ている。

このような『オープン採用』と『ブラインド採用』を巡る論争は数年前から公的部門でも絶えなかった問題である。2017年に政府が『公的部門ブラインド採用』を導入した際、能力中心の公正な機会提供という賛成意見と、学歴も個人の努力と成果として蓄積された実力の一部として認められるべきだという反対意見が対立していた。

これについてSKハイニックスの関係者は「急変するグローバル半導体産業生態系環境に合わせて実戦型人材を発掘することが今回の政策の核心趣旨である」とし、「人材採用過程で混乱がないように細心の注意を払う」と述べた。





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