2026. 06. 21 (日)

株価が保険会社の健全性を支える…来年の「真の資本」試験

  • K-ICSが1年で197.9%から216.1%に回復

  • 経過措置を除くとKDB・富邦など基準未達

写真=チャットGPT
[写真=チャットGPT]
保険会社の健全性指標が1年間回復を続けている。表面的には保険会社の資本余力が改善されたように見えるが、実際には株式市場の上昇による影響が大きい。来年の基本資本支払余力比率(K-ICS)制度の施行を前に、保険会社の「真の資本」管理が試練にさらされる見込みである。

19日、金融監督院によると、今年3月末時点で保険会社の経過措置適用後のK-ICSは216.1%となり、前四半期より3.8ポイント上昇した。昨年3月末には197.9%まで落ち込んだが、6月末には206.8%、9月末には210.8%、12月末には212.3%と、1年間上昇を続けている。

K-ICSは、保険会社が予想以上の損失を被った場合でも保険金を適切に支払えるかどうかを示す健全性指標である。保険会社が持つ資本余力を、今後負担すべきリスク規模と比較した数値であり、数字が高いほど保険金支払い余力が十分であることを意味する。

問題は、この数値が改善された理由である。保険会社の経過措置後の可用資本は、昨年3月末の249兆3000億ウォンから今年3月末には310兆9000億ウォンに増加し、1年間で61兆6000億ウォン増加した。可用資本は保険会社が損失を吸収できる資金であり、保険会社の健全性を判断する重要な指標である。

最近では、株価上昇の影響が特に大きい。昨年9月末の保険会社のその他の包括利益累計額の増加分は7兆1000億ウォンだったが、12月末には15兆9000億ウォン、今年3月末には18兆9000億ウォンに拡大した。保険会社が保有する株式などの金融資産価格が上昇し、帳簿上の資本が増加したのである。今年第1四半期の可用資本増加分26兆9000億ウォンのうち、約70%が株価上昇に伴う評価益であった。

これは、保険会社が営業を良くして資金を積み上げたのではなく、保有していた株式の価値が上昇したために健全性指標が改善された側面が大きいことを意味する。株式市場が下落すれば、逆に資本余力が減少する可能性がある。

健全性指標の錯覚は、経過措置を除くとさらに明確になる。経過措置は2023年に新しい会計制度とK-ICSが導入される際に、保険会社の負担が一度に増加しないように一定期間ショックを分散して反映させる装置である。適用するとK-ICS比率が上昇する効果がある。

3月末の経過措置適用前のK-ICS比率は202.6%で、経過措置後よりも13.5ポイント低かった。特にKDB生命は経過措置前の基準が74.5%、富邦現代生命は50.8%にとどまり、監督基準である100%を下回った。経過措置を適用するとそれぞれ186.1%、200.1%に上昇するが、緩衝装置を除くと資本余力が十分でないことを意味する。

金融当局が来年から保険会社の「資本の質」を別途評価することもこのためである。金融当局の関係者は「今後は資本金や利益剰余金のように損失を直接吸収できる基本資本をより厳格に見ていく」と述べた。



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